ニコンの「NIKKOR」レンズが累計生産5千万本を達成


 ニコンは9日、一眼レフカメラ用「NIKKOR」(ニッコール)レンズが、累計生産5,000万本を達成したと発表した。2008年8月の4,500万本達成から、約1年で500万本の生産を行なったことになる。

「NIKKOR」累積生産本数5000万本達成記念ロゴ

 「NIKKOR」という名称は、ニコン創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称だった「日光」の英文表記「NIKKO」に、当時、写真レンズの名称の末尾によく使われていた「R」をつけたもの。1933年に航空写真用の大判レンズを「Aero-Nikkor」(エアロニッコール)と名づけて初めて発売し、1959年には一眼レフカメラ「ニコンF」と同時に発売した「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などが最初のニコン一眼レフカメラ用「NIKKOR」レンズになる。2008年にはニッコールレンズの発売から75周年を迎えた。ちなみにFマウントは、2009年3月に50周年を数えている。

 現在は60種類以上のニッコールレンズをラインナップ。最新の製品は、9月4日発売の「AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6 G ED VR II」(11万250円)。11月には「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR II」(31万5,000円)を投入する。

AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6 G ED VR IIAF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR II


(本誌:折本幸治)

2009/9/9 14:28