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発火・爆発のリスクが軽減…半固体電池を採用したポータブル電源「BougeRV Rover 2000」

BougeRV Japan株式会社は10月10日、バッテリーに半固体電池を採用したポータブル電源「BougeRV Rover 2000」を発売した。直販価格は税込29万8,000円。

半固体電池は、液体と個体の中間の状態にある“ゲル状”の材料を電解質として利用した電池技術。大容量·高出力を維持しながらも、リチウムイオン電池など可燃性の液体電池と比べて発熱が抑えられ、発火や爆発のリスクを軽減するという。有害な有機溶剤を使用していないため、環境にやさしい技術でもあるとしている。

最大2,200W(瞬間最大4,000W)の出力に対応。14台のデバイスへの同時充電が可能。入力は最大1,500Wに対応するため、最短1.5時間でフル充電できる。充電方法はAC充電、PV充電(太陽光)、カーチャージャーの3種類。

AC充電しながら使用している際に急な停電が発生した場合、瞬時に給電に切り替わるEPS機能を搭載。このほか、稼働音を51dBに抑えた静音設計を採用したという。

同社は今後、1,000W、1,500W出力の製品についても半固体電池を採用する方針。2024年6月頃を目途に、用途に合わせた製品の選択が可能になるよう、ラインアップを拡充していく。

主な仕様

容量

2,008Wh 32.4V、62AH

外形寸法

400×270×285mm

重量

約21.2kg

出力

  • AC(×5):最大合計2,200W、50/60Hz
  • USB Type-A(×3):9V/2A、18W
  • USB Type-C(×3):20V/5A、100W
  • シガーソケット(×1):13.6V/10A、最大合計136W
  • DC5.5×2.5(×2):13.6V/10A、最大合計136W
本誌:宮本義朗