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360°パン回転が可能になったスマホジンバル「Osmo Mobile 8」

Apple DockKit対応 iPhone標準カメラアプリでトラッキングも

DJI JAPAN株式会社は11月5日(水)、スマートフォン用ジンバル「Osmo Mobile 8」を発売した。希望小売価格は1万8,480円。

「Osmo Mobile」シリーズの最新モデル。前モデルの「DJI Osmo Mobile 7/7P」は今年2月に発売しており、1年たたずして新モデルがリリースされたことになる。「Osmo Mobile 8」はシリーズ初の“360°パン回転”に対応し、スマートフォンでのコンテンツ制作に新たな自由度と柔軟性を提供するとしている。

マグネットによる着脱式の多機能モジュールを前モデルから引き続き採用。このモジュールを介して活用できるトラッキング機能は、人物に加えて新たに犬や猫も対象の被写体となった。

多機能モジュールはこのほか、DJI Mic 3、DJI Mic 2、DJI Mic Miniトランスミッターに対応するマイクレシーバー機能や、明るさと色温度をそれぞれ8段階で調節できる補助光を搭載。ハンドジェスチャーによる操作にも対応する。

またトラッキング機能に関して、シリーズで初めてApple DockKitに対応。iPhoneユーザーの場合、多機能モジュールなしでも標準カメラアプリや対応アプリで被写体トラッキングが可能になった。

従来通りスマートフォン用アプリ「DJI Mimo」を介した撮影も可能で、DJI独自の高度なトラッキング技術であるActiveTrack 7.0に対応する。スマートフォンの広角レンズと望遠レンズを同時に使用するデュアルレンズブースト機能も備えており、被写体を見失わずにトラッキングし続けられるとしている。

  • 外形寸法:288×107×96mm(展開時)、190×95×46mm(折り畳み時)
  • 重量:約370g
    ※ジンバル+内蔵三脚+磁気スマートフォンクランプ+多機能・モジュール
  • 延長ロッド:最大延長長さ215mm
  • 対応スマートフォン重量:170~300g
  • 対応スマートフォン厚さ:6.9~10mm
  • 対応スマートフォン幅:67×84mm
  • バッテリー容量:3,350mAh
  • 駆動時間:約10時間
    ※追加アクセサリーを付けず、ジンバルを水平に静置してバランスが取れた状態で測定
  • 充電時間:約2.5時間
  • スマートフォン充電:対応
本誌:宮本義朗