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復元処理をAIが行う「Recoverit Ver.14」

メーカーに合わせた「カメラデータ復元」など実装

株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは、AIを活用したデータ復元をうたうPC用ソフト「Recoverit Ver.14」を10月15日(水)に発売した。

2003年に発売を開始したデータ復元ソフトの最新バージョン。SDメモリーカードやUSBフラッシュメモリに加え、SSDやHDDなどの内蔵ストレージにも対応。誤削除やメディアエラーによるデータ消失からの復元をサポートする。

Ver.14では新たにAI復元機能を搭載。キヤノン、ソニー、ニコンなどの各社カメラに最適化した「カメラデータ復元」をはじめ、「ドローンデータ復元」「GoProデータ復元」「アクション用データ復元」などを備える。

対象デバイスを正確に識別して復元処理を最適化することで、99.5%の復元成功率を実現したという。さらに、AIによるスキャンの最適化で、処理速度が従来比で30%も向上。復元までの時間が短縮されている。

復元するデータボリュームは最大100MBまで。

SDメモリーカードの復元や写真・動画の復元に対応する「無料版」のほか、PCの削除データを復元できる有償版「Recoverit Pro」、起動ディスク作成機能などを追加した「Recoverit Ultimate」、写真や動画の復元・修復などを可能にする「Recoverit Ultimate Plus」も展開している。

対応フォーマット

  • 静止画:JPG、TIFF(TIF)、PNG、BMP、GIF、PSD、CRW、CR2、NEF、ORF、RAF、SR2など MRW、DCR、WMF、DNG、ERF、RAWなど
  • 動画:AVI、MOV、MKV、MP4、M4V、3GP、3G2、WMV、ASF、FLV、SWF、MPG、RM/RMVBなど
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。