DxO、Optics Proを「NEX-5」「NEX-3」「K-5」に対応

~50個の光学モジュールも追加

 DxO Labsは15日、RAW現像ソフト「Optics Pro 6.5」の最新版を公開した。バージョン番号は6.5.2。

Optics Pro 6.5

 最新版では、対応機種にソニー「NEX-5」、同「NEX-3」、ペンタックス「K-5」を追加した。いずれの機種もスタンダード版およびエリート版の両方で使用可能。併せて、50個の光学モジュールも追加した。さらに、ペンタックス「K-x」のRAW画像で発生していた色の問題を修正した。

NEX-5NEX-3
K-5

 なお、既知の問題として以下を挙げている。

Windows/Mac版共通

  • Mac版とWindows版間でプリセットの互換性がない
  • キヤノンのカメラの中には、ヴィネット補正をJPEG画像に対して行なうものがあるが、DxO Optics Proはこの情報を認識できず、画像のヴィネット補正は無効になる。DxOモジュールは、ヴィネット補正がオフになっている状態の画像に対して補正をかけるように調整されている。このため DxO Optics Proを使って最適なヴィネット補正をするために、カメラ内蔵のヴィネット機能をオフにして撮影することを勧める
  • Lightroom 2.0と同3のスマートコレクションの参照が DxO Optics Proからできない

Windows版のみ

  • Windows Vista上でDxO Optics Pro v4で作成したガンマテーブルのついたICCプロファイルが適切にサポートされない

Mac版のみ

  • ソニー「Image Data Converter SR」を使って変更した場合、「α550」、「α500」、「α450」で撮影したRAW画像のホワイトバランスが正確にならない
  • 「設定」タブの「ダスト除去ツール」を使うと点線が表示画像上で確認できるが、処理画像には問題がない
  • 「画像をICCプロファイル作成のためにエクスポートする」機能が使えない

 Optics Pro 6.5は、ボディとレンズに合わせた補正を行なう汎用RAW現像ソフト。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5/10.6。25日までOptics Pro 6.5を3割引で販売するキャンペーンも実施している。キャンペーン価格はエリート版が2万2,365円(通常価格3万3,600円)、スタンダード版が1万1,445円(同1万6,800円)。




(本誌:武石修)

2010/12/15 13:53