ソニー、「NEX-5」「NEX-3」最新ファームウェアを公開

〜AマウントアダプターでのAF対応、ソフトキーカスタマイズの追加など

 ソニーは14日、レンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5」および「NEX-3」の最新ファームウェアのアップグレードプログラムを公開した。ソフトキーのカスタマイズなどが可能になる。

NEX-5NEX-3

 10月12日にソニーが提供開始を予告していたファームウェアで、予告通り公開が始まった。ファームウェアのバージョン番号が1.03の場合、アップグレードの必要はない。

 アップグレードの内容は次の通り。10月12日時点で明らかになっていなかった、いくつかの追加項目が確認できる。

アップグレード内容
  • ソフトキーのカスタマイズ機能
  • 「メニュー呼び出し先」設定の追加
  • MFアシストの操作性改善
  • メニュー選択の操作性向上
  • 動画の絞り値保持機能追加
  • Aマウントレンズ装着時のオートフォーカス機能の対応
  • レンズなしレリーズ許可設定時の拡大表示対応

 このうち「Aマウントレンズ装着時のオートフォーカス機能の対応」は、マウントアダプター「LA-EA1」使用時にAF機能が利用可能になるというもの。対象レンズはSAMレンズおよびSSMレンズに限られる。

 ソニーが対象レンズとして公表しているのは、AF駆動用モーターを内蔵した次の製品。

SAMレンズ
  • DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM
  • 28-75mm F2.8 SAM
  • DT 30mm F2.8 Macro SAM
  • DT 35mm F1.8 SAM
  • DT 50mm F1.8 SAM
  • DT 55-200mm F4-5.6 SAM
  • 85mm F2.8 SAM
SSMレンズ
  • Vario Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM
  • Distagon T* 24mm F2 ZA SSM
  • Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM
  • 70-200mm F2.8 G
  • 70-300mm F4.5-5.6 G SSM
  • 70-400mm F4-5.6 G SSM
  • 300m F2.8 G

 LA-EA1を介してAマウントレンズ装着した場合、Eマウントレンズ使用時よりもAFが遅くなる。ソニーでは約2秒〜約7秒と説明している。

 なお、AF機能を利用するには、NEXボディとともに、LA-EA1のファームウェアをアップグレードする必要がある。NEXボディ、LA-EA1ともに、アップグレードはパソコンとUSBで接続のうえ行なう。対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5〜10.6。




(本誌:折本幸治)

2010/10/14 19:49