オリンパス、「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」を23日に発売


 オリンパスは15日、マイクロフォーサーズ用超広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」の発売日を23日に決定した。価格は7万4,550円。2月3日の正式発表時に、4月下旬の発売としていた製品。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6オプションの角形フード「LH-55B」
LH-55Bを取付けて「E-PL1」に装着したところ(右)。左はM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6

 35mm判換算で焦点距離18〜36mm相当の画角をカバーする超広角ズームレンズ。マイクロフォーサーズシステム規格の特徴を活かして、小型軽量に仕上げた。鏡枠沈胴方式を採用し、携帯性にも配慮した。なお、オプションの角形レンズフード「LH-55B」(5,040円)も同時に発売する。

 5月下旬発売予定の「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6」と併せて、新AF高速化・静音化技術「MSC」(Movie and Still Compatible)機構を搭載する。MSCは、これまでのインナーフォーカスを進化させることで、AFの速度、精度、滑らかさを向上し、動作音も低減する機構。オリンパス独自の大偏肉両面非球面レンズなどの活用により、フォーカシングレンズを1枚のレンズで行なうことに成功。AF駆動時のオーバーランを低減して合焦速度を向上させている。

 また、フォーカス用レンズを軽量化したことで、これまで必要だったレンズ駆動用のギアを省略。モーターの送りネジによりダイレクトにフォーカシングレンズを動作し、AF時の動作音を抑えた。AF動作音の低減は、特に動画撮影時の音声ノイズ低減の効果がある。

 レンズ構成は8群12枚。最短撮影距離は25cm。最大撮影倍率は0.1倍。絞りは円形の7枚絞り。フィルターサイズは52mm。サイズは56.5×49.5mm(最大径×全長)、重量は155g。

【2010年4月16日】初出自の「花形フードが付属する」との記述は誤りです。該当部分を削除すると同時にお詫びいたします。




(本誌:武石修)

2010/4/15 15:09