オリンパス、超広角ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」


M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6(沈胴時)

 オリンパスは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」を4月下旬に発売する。価格は7万4,550円。

 35mm判換算で焦点距離18〜36mm相当の画角をカバーする超広角ズームレンズ。2009年11月に開発発表をしており、今回、正式に発売が決まった。

 マイクロフォーサーズシステム規格の特性を活かし、56.5×49.5mm(最大径×全長、沈胴時)、重量155gの小型軽量を達成した。同様のスペックを持つフォーサーズ用「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」と比べて、体積比50%以下、質量比60%以下を実現。また、既発売の標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED-14-42mm F3.5-5.6」と同様、携帯性を確保するため、沈胴式の鏡枠機構を採用する。フィルター径は52mm。

 レンズ構成は8群12枚。DSAレンズ2枚、非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、HRレンズ1枚を含んでいる。最前方にDSA(Dual Super Aspherical)レンズ、最後尾に両面非球面レンズを配置し、画角100度をDSAレンズで取り込んだ後、最後尾の両面非球面レンズで一気に収差補正を決着させるという。

 最短撮影距離は0.25m、最大撮影倍率は0.10倍。円形絞りを採用し、絞り羽根は7枚となっている。

 なお、従来のオリンパス製マイクロフォーサーズレンズに対し、AFの高速化と静音性を実現したという。

 レンズフード「LH-55B」は別売。近年の一眼レフ用交換レンズでは珍しい角型スタイルを採用する。価格は5,040円。発売時期は4月下旬。

 同じく4月下旬には、52mm径のプロテクトフィルター「PRF-D52 PRO」も発売する予定。外周に黒塗り加工を施すなど、内面反射軽減効果も持たせたという。価格は3,675円。

レンズフード「LH-55B」を装着した状態(右)。左は同時発表の「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4-5.6」レンズフード「LH-55B」(5,040円)


(本誌:折本幸治)

2010/2/3 15:35