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Eマウント最長の超望遠ズームレンズ「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」

1.4倍/2.0倍のテレコンバーターに対応

ソニーは、Eマウントレンズ「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」を3月19日(水)に発売する。価格はオープン。市場想定価格は41万円前後。

Eマウントレンズラインアップで最も長い焦点距離をカバーするズームレンズ。35mmフルサイズのイメージセンサーに対応する。“800mm”に到達するモデルは同社初。1.4倍および2.0倍のテレコンバーターにも対応するため、最長で1,600mmの焦点距離が得られる。

ちなみにこれまで、Eマウントのズームレンズで最長の焦点距離をカバーしていたのは2019年7月発売の「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」(以下、200-600mm)。とくに野鳥を撮影するユーザーから、さらに長い焦点距離のモデルを望む声が多かったのだという。

レンズ構成は19群27枚。EDガラスレンズを6枚使用し、色収差など諸収差を抑制した。最短撮影距離は広角端が1.7m、望遠端が3.5m。最大撮影倍率は0.23倍。

AF駆動用にリニアモーターを2基搭載。200-600mmとは異なるアクチュエーターを採用しているが、基本的なAF性能は同等。α9 IIIで利用できる約120コマ/秒のAF/AE追随連写にも対応する。120p/240pでの動画撮影時においても、正確でスムーズなAFが可能という。

インナーズーム式のため、ズーミングによる全長変化はない。ズームリングの回転角が小さく、またトルクも軽いため素早いズーミングが可能としている。

レンズ内光学式手ブレ補正を搭載。対応ボディとの組み合わせでは、ボディ内手ブレ補正との協調制御や、動画時の手ブレ補正(アクティブモード)にも対応する。

三脚座は非脱着式。取り外し不可としたことで堅牢性を強化したという。本体は防塵・防滴に配慮した設計。付属のフードはロックボタンのほか、装着したままでもフィルターを操作できる窓を備えた。

外形寸法はφ119.8×346mm。重量は2,475g(三脚座含む)。フィルター径は105mm。

本誌:宮本義朗