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富士フイルム、ラージフォーマットセンサーの映像製作用カメラ「GFX ETERNA」を開発発表

InterBEE 2024で参考展示

富士フイルム株式会社は11月12日(火)、同社初となる映像製作用カメラ「FUJIFILM GFX ETERNA(エターナ)」を開発中であると発表した。2025年中の発売を目指すという。11月13日(水)から幕張メッセで開催される映像・放送機器の展示会「InterBEE 2024」で参考展示する。

ラージフォーマットセンサーを搭載するミラーレスカメラ「GFX100II」と同様のデバイスを採用。1億200万画素のイメージセンサー「GFX 102MP CMOS II HS」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載する。

「GFX ETERNA」の製品名には、「永遠に残る傑作・名作を生み出す、映像制作新時代の担い手になる」という想いを込めた。

富士フイルムは1934年の創業以来、映画用フィルムやシネマカメラ用レンズなど、映像制作向け製品を手がけてきた。今回の新製品は、映像分野での90年の経験と、2017年から展開している大型センサー搭載カメラ「GFXシリーズ」の技術を結集したモデルという。

新製品に最適化されたパワーズームレンズ(35mm判換算:32-90mm相当)や、PLマウントレンズを装着できるマウントアダプターも開発中だという。短編映画やウェブ動画など、映像コンテンツの制作需要が拡大する中、高品質な映像を効率的に制作したいというニーズに応えるとしている。

本誌:佐藤拓