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シャオミ、“ライカSummiluxレンズ”搭載のハイエンドスマホ「Xiaomi 14Tシリーズ」を発表

小米技術日本株式会社(シャオミジャパン)は10月10日(木)、ライカと共同開発したトリプルカメラシステムを搭載するスマートフォン「Xiaomi 14Tシリーズ」を発表した。「Xiaomi 14T Pro」と「Xiaomi 14T」の2モデルをラインアップする。

日本国内でリリースされた“Tシリーズ”で、はじめてライカ共同開発のカメラシステムを採用したハイエンドモデル。高性能AIチップの搭載により情報収集および整理等の効率が向上したほか、画像や動画の生成も簡単に行えるようになったという。

「Xiaomi 14T Pro」は11月下旬以降、「Xiaomi 14T」は12月中旬以降に発売する。

なお、シャオミは今年5月にもライカ共同開発のカメラを搭載したスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」を発売している。

Xiaomi 14T Pro

3眼構成のライカトリプルカメラシステムを採用。マクロから望遠まで様々な画角での撮影に対応するとしている。“ライカSummilux”を冠した光学レンズは従来モデル(グローバルで発売された「Xiaomi 13Tシリーズ」)からアップグレードしており、低照度環境においても優れた色味、コントラスト、解像度で美しい雰囲気を再現するという。

搭載レンズ名はLEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.6-2.2/15-60 ASPH.。「メインカメラ」と「2.6X望遠」が約5,000万画素で、「超広角」が約1,200万画素。フロントカメラは「広角」で約3,200万画素。

イメージセンサーは1/1.31型の「Light Fusion 900」を搭載。13.5EVの高いダイナミックレンジと14ビットの色深度により光と影のディテールを繊細に捉えるとしている。

「ポートレート撮影モード」を搭載。被写界深度とディテールが強化され、被写体がより際立つボケ効果が得られるという。2.39:1のフィルムアスペクト比で撮影する「映画モード」も備える。

バッテリー容量は5,000mAh。バッテリー切れの状態から19分で100%まで充電できるとしている。充電回数が1,600回に達しても80%の最大容量を維持する。

AI(人工知能)処理に優れたフラッグシップチップ「MediaTek Dimensity D9300+」を搭載。写真の背景に合わせて周辺の様子を生成して背景を拡大する「AI拡大」機能を備える。このほか文字起こしや字幕の生成、翻訳など作業効率を高める機能が利用できるとしている。Google Gemini搭載。

ディスプレイは2,712×1,220解像度の6.7型。薄型のベゼルデザインに、EL(AMOLED)フラットディスプレイを採用した。リフレッシュレートは最大144Hz。

IP68の防水防塵性能を備えるほか、おサイフケータイにも対応する。

外形寸法は約75×160×8.4mm。重量は約209g。

メモリおよびストレージは12GB/256GB、12GB/512GBの2タイプを用意する。

カラーはチタンブラック、チタングレー、チタンブルー。

Xiaomi 14T

3眼構成のライカトリプルカメラシステムは「Xiaomi 14T Pro」と同様。レンズはLEICA VARIO-SUMMILUX 1:1.7-2.2/15-50 ASPH.となっており、望遠側(2X望遠)の画角が異なっている。画素数は同じ。イメージセンサーにはソニー製「IMX906」(1/1.56型)を採用した。

「Xiaomi 14T Pro」と同じくAIチップを搭載するが、モデルは「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」となっている。

ディスプレイ、IP68の防水防塵性能、おサイフケータイへの対応、IP68の防水防塵性などは「Xiaomi 14T Pro」と同じ。

バッテリー容量も同じく5,000mAhだが、同梱のチャージャーと充電ケーブルを使用した場合は15分で約50%までチャージできる仕様となっている。

カラーはチタンブルー、チタングレー、レモングリーン

メモリおよびストレージは12GB/256GB。

外形寸法は約75.1×160.5×7.8mm。重量は約195g(ガラス)、約193g(PUレザー)。

本誌:宮本義朗