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「これがメインでも全然ストリートを撮れる」…ライカトリプルカメラ搭載スマホ、Xiaomi 14Tシリーズ発表会より
1/1.31インチセンサーやF1.6レンズを搭載
2024年10月11日 10:34
シャオミ・ジャパンは10日、ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 14Tシリーズ」の発表会を都内で開催した。ここでは実機の写真などをお伝えする。
既報の通り、Xiaomi 14Tシリーズはライカと共同開発したトリプルカメラを搭載する端末。上位モデルの「Xiaomi 14T Pro」と下位モデルの「Xiaomi 14T」を用意する。
OSはいずれもAndroid 14をベースとした「Xiaomi HyperOS」を採用している。
Xiaomi 14T Pro
Xiaomi 14T Proは国内MNOではソフトバンクのみの扱いで、2014年11月下旬以降に発売される。価格は今後ソフトバンクから発表となる。また、オープンマーケット版はストレージ256GBが109,800円、512GBが119,800円で、従来モデルから据え置きの価格となっている。
Xiaomi 14T Proはチタングレー、チタンブラック、チタンブルーの3色展開。背面はエッジに曲線があるタイプで持ったときの馴染みも良い。
カメラ部分は4眼のように見えるが、3眼で1つはライトになっている。この部分にライカのロゴと同社のレンズ名称「VARIO-SUMMILUX」の名称が入る。レンズの明るさは最も明るいメインレンズでF1.6となっている。
カメラアプリは動画や写真など撮りたいものに合わせてスライドメニューで選び撮影する。「写真」では0.6倍~5倍のズームを選べるほか、露出補正も可能。
またシャッター速度や感度、色温度などをマニュアルで設定できる「プロ」のメニューも搭載。半円状のスケールをスライドさせて数値を設定する。
「ポートレート」メニューでは選択した画角に応じてボケを作り出す仕組みとなっている。こうした機能もライカとの協業によって実現しているものだ。
動画機能では4K、10bit、Log、HLGといった設定にも対応している。カメラアプリでは通常の「動画」メニューのほかに、映画のような横長画面で撮れる「映画」メニューも用意されている。
ディスプレイは6.7型有機ELで、ベゼルも薄型になっている。リフレッシュレートは144Hz。
トークセッションで登壇した写真家の保井崇志さんはXiaomi 14T Proについて、「ライカのM11を使っていますが、高いカメラなので特に海外ではレンズの交換をあまりしたくない。その時に補いきれない焦点距離で撮ることができる。色の再現性もすごくライカに近づいているという実感を持った」と印象を話した。
処理性能も格段に向上
撮影のルックとして「LEICA VIBRANT」と「LEICA AUTHENTIC」が用意される。前者は一般的な撮影に向く鮮やかなモード。後者はクラシックでアイコニックなスタイルという。
ポートレートモードには通常撮影向けの「LEICA PORTRAIT」と、深みのあるディテールや自然なボケ効果を強化した「MASTER PORTRAIT」モードが用意されている。
暗所撮影を試す
発表会ではXiaomi 14T Proの撮影体験イベントも行われた。ほぼ日が落ちてからの撮影で、暗いシーンでの実力を試せる趣向だ。
上のサンプルのように写真下にライカロゴ付きのウォーターマークを入れることができる。日時や撮影情報、位置データを振り返られるものだ。