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究極の点像を目指したサイトロンのフラッグシップ鏡筒

SD・EDレンズを採用、6枚玉屈折式の「SJH-75UF」

株式会社サイトロンジャパンは、収差を極限まで抑えたという屈折望遠鏡「SJH-75UF」を2月13日(木)に発売する。

口径75mm、焦点距離375mmの屈折望遠鏡。国内の名機の設計に携わった熟練設計者が望遠鏡設計の限界を追求し、完全新規設計で開発したフラッグシップモデルになる。組み立てや品質検査は、同社の新潟胎内工場で行われている。

SD・EDレンズを含む6群6枚構成のレンズを採用し、スポットダイアグラム直径は中心で約0.67μm、フルサイズ最周辺でも約1.31μmと、回折限界のエアリーディスクを下回る性能を確保した。

極限まで収差を減らしたウルトラ・フラットフィールド設計を採用。フルサイズセンサーの視野全体で均一な点像が得られるアストログラフとなる。メジャーな星雲や星団の撮影を想定している。

44mmのイメージサークルに対応。接眼部に近いレンズにも大口径レンズを配置し、周辺光量は最周辺でも約90%を確保した。口径食による星割れも抑制している。

接眼部には、31.7mmと50.8mm径の差し込み口を備えるほか、M48マウント経由でカメラやカメラアダプターの装着に対応。アダプター内には48mmおよび52mmフィルターが取り付けられる。

レンズの間隔環や遮光環の一部には特殊低反射アルマイト処理を施し、視野外光によるハレーションやゴーストを抑制。従来の低反射アルマイト処理と比較して、可視光から近赤外線までの光反射を低減し、耐久性にも優れるという。

さらに、レンズに施されたULR(Ultra Low Reflection)コーティングにより、反射による損失を最小限に抑えながら、フレアやゴーストの発生を低減している。

フォーカサーにはデュアルスピード・ラックアンドピニオン方式を採用している。フォーカスノブ底部にはM4ネジ穴を装備し、市販の電動フォーカサーに対応する。

伸縮式フードを搭載するほか、360°回転装置を接眼部に採用している。このほか、鏡筒バンド、45mm幅ドブテイルバー、トッププレート、ファインダー台座が付属する。

提供:株式会社サイトロンジャパン
  • 口径:75mm
  • 焦点距離:375mm
  • 口径比:F5
  • イメージサークル:44mm
  • レンズ構成:6群6枚(SDガラス2枚、EDガラス1枚使用)
  • 分解能:1.55秒角
  • 極限等級:11.1等
  • 集光力:114倍
  • 筒外焦点位置:約106mm(回転装置後端から焦点面まで)
  • ドローチューブ繰り出し量:約58mm
  • 鏡筒部直径:100mm
  • フード外径:115mm
  • 全長:収納時 376mm
  • 伸長時 472mm(ドローチューブ繰り込み時)
  • 質量:約4.3kg(鏡筒のみ)
  • 価格:69万8,500円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。