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シリーズ初の超望遠単焦点レンズ「GF500mmF5.6 R LM OIS WR」

6.0段分の手ブレ補正 1.4xテレコンにも対応

富士フイルムは、GFXシリーズ用交換レンズ「フジノンレンズ GF500mmF5.6 R LM OIS WR」を6月に発売する。希望小売価格は60万6,210円。

35mm判換算で焦点距離396mm相当の画角が得られる超望遠単焦点レンズ。2023年9月に発表した「ロードマップ」において発売を予告をしていた。同システムにおいて最も長い望遠レンズとなる。

レンズ構成は14群21枚(スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ5枚を含む)。EDレンズとスーパーEDレンズの最適な配置により、小型化に伴い発生しやすい色収差を抑制。小型軽量と高い解像性能を両立しているという。

AF駆動にはリニアモーターを搭載。インナーフォーカス方式を採用することで、静音かつ高速なAFを実現したとする。

手ブレ補正機構も搭載し、最大で6.0段分の補正効果を得られる。

鏡筒18カ所のシーリングにより防塵・防滴・−10℃の耐低温構造を持つ。レンズ前玉にはフッ素コーティングを施して、防水・防汚性能も備える。

「フジノン テレコンバーター GF1.4X TC WR」に対応。組み合わせることで最長700mm(35mm判換算554mm相当)の撮影が可能。

GFX機に搭載する「35mmフォーマットモード」を使用することで、テレコンバーターを使用せずに35mm判換算で693mm相当の画角が得られるとしている。

主な仕様

  • レンズ構成:14群21枚(スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ5枚)
  • 焦点距離(35mm判換算):500mm(396mm)
  • 最大口径比(開放絞り):F5.6
  • 最小絞り:F32
  • 絞羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • 最短撮影距離(撮像素子面からの距離):2.75m
  • 最大撮影倍率:0.2倍
  • 外形寸法:約Φ104.5mm×246.5mm
  • 質量:約1,375g(レンズキャップ・フード・三脚座含まず)
  • フィルターサイズ:Φ95mm
本誌:佐藤拓