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キヤノン大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO」に新モデル

新顔料インクを採用 写真画質が向上

PRO-6600

キヤノン株式会社は、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO」シリーズの新製品として、「PRO-6600」「PRO-4600」「PRO-2600」を4月25日(木)に発売する。

写真やデジタルアート、絵画といったファインアートなどを制作するグラフィックアート市場向けの製品。PRO-6600は60インチ(1,524mm)、PRO-4600が44インチ(B0ノビ:1,118mm)、PRO-2600が24インチ(A1ノビ:610mm)の出力サイズに対応する。

PRO-2600 配置イメージ

新開発の顔料インク「LUCIA PRO II(ルシアプロツー)」を採用することで、ファインアート紙への印刷画質が向上。耐光性も強化し、imagePROGRAF PROシリーズにおいて、最高の写真画質とプリントの長期保存を実現している。

インクには、特色のレッドやブルー、濃淡2種類のグレーを含む12色を採用。光沢紙などの印刷画質は従来機から継承しつつ、ファインアート紙への印刷では黒濃度が向上し、深みのある黒を再現するという。

光沢紙使用時には透明インクを使用。鑑賞を妨げる光の反射を抑制し、透明感のある発色を実現している。そのほか、写真用紙「光沢プロ プラチナグレード」の使用時には200年の耐光性を持つとしている。

インク吐出状態を定期的にモニタリングする機能「インクセンシングシステム」により、自動で適正なインクの着弾位置を保つことで高画質化を維持。

用紙の給紙や種類検知などを自動で行う「スマートロール紙セット」と組み合わせることで、画質調整やロール紙セットに伴うダウンタイムを低減し、プリンターの安定稼働を実現する。

希望小売価格(税込)

  • PRO-6600:218万3,500円
  • PRO-4600:84万4,580円
  • PRO-2600:42万1,080円
本誌:佐藤拓