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富士フイルム、“チェキ”最上位モデルの「INSTAX mini 99」

よりクラシカルなカメラデザインに 内蔵LEDによる「カラーエフェクトコントロール」を搭載

富士フイルム株式会社は、INSTAX “チェキ”シリーズの最上位モデル「INSTAX mini 99」を4月11日(木)に発売する。予想価格は2万8,600円(税込)。

「インスタントフォトシステム INSTAX」(通称チェキ)を採用するアナログインスタントカメラの最新モデル。2013年9月発売の「INSTAX mini 90」のクラシックな外観を踏襲・進化させている。

新機能として、フィルム全面に色表現を加える「カラーエフェクトコントロール」を実装した。カメラに内蔵したカラーLEDでチェキフィルムを露光させ、写真に色味を与えるもの。側面の「カラーエフェクトダイヤル」で設定する。

効果は「N(Normal)」「FG(Faded Green)」「WT(Warm Tone)」「LB(Light Blue)」「SM(Soft Magenta)」「SP(Sepia)」「LL(Light Leak)」の7種類。

また、レンズ前面の周囲を物理的に狭めることで、周辺光量低下を作り出す「ビネットモード」も利用できる。スイッチのON/OFFで切り替えが可能。

ハイキーやローキーの写真にする「濃淡調整」も搭載した。D-〜L+の5段階で写真の明るさを調整できる。「カラーエフェクトコントロール」や「ビネットモード」との掛け合わせも可能。

その他、「遠景/マクロモード」「インドアモード」「スポーツモード」を装備。二重露光、バルブ、フラッシュも利用できる。

自分撮りなどで利用できる「三脚穴付ボトムグリップ」も同梱する。

オプションとして、「INSTAX mini 99」用カメラケースも4月11日(木)に発売。予想価格が税込3,960円。

「INSTAX mini 99」用カメラケース装着例

2024年夏には、新しいINSTAX ミニフォーマットフィルム「PHOTOSLIDE」もリリースする。予想価格は税込900円。

PHOTOSLIDE

実機写真

前面
背面
側面
背面モニターには撮影モードやセルフタイマー、フラッシュ、フィルム枚数、電池残量が表示される
ビネットモードのオンの状態 レンズ前面に絞りのようなものが出てくる
ビネットモードオフの状態
背面蓋を開けた状態。レンズ周りにカラーエフェクトコントロール用のLEDライトが見える
バッテリーは充電式 1回の充電で100枚ほど撮影できるという 充電は付属のチャージャーで行う
底面には三脚穴を用意 付属のボトムグリップのほか、通常の三脚にも装着できる
実際に手にした様子。シャッターボタンは上部と側面に備える
専用ケース装着例 ケースをつけたままの撮影はできない

主な仕様

使用フィルム

富士フイルム インスタントフィルム INSTAX MINI(別売)

写真画面サイズ

62×46mm

レンズ

沈胴式レンズ 2群2枚構成(f=60mm 1:12.7)

ファインダー

実像式ファインダー 0.37倍

撮影範囲

手動3点切り替え式(0.3~0.6m/0.6~3.0m/3.0m~∞)

シャッター

プログラム式電子シャッター 1.8~1/400秒バルブモード(最大10秒)

フィルム現像時間

約90秒(気温によって変動)

電源

バッテリー NP-70S(1個)

外形寸法

103.5×117.5×60.0mm(突起部除く)

質量

340g(バッテリー、ストラップ、フィルム別)

本誌:折本幸治