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大切な写真から“おすすめの1冊”を提案…蔦屋書店コンシェルジュが“選書イベント”を開催

富士フイルム「写真幸福論 一生モノのフレーム店」で

蔦屋書店は、代官山T-SITEに3月19日(火)から3月25日(月)にかけてオープンした、富士フイルムのポップアップストア「写真幸福論 一生モノのフレーム店」で選書イベントを開催した。

蔦屋書店のコンシェルジュが、来場者が持参した大切な写真とそこに込められた想いをもとに、“おすすめの1冊”を選んで提案するというイベント。

イベントに参加したのは旅コンシェルジュの森卓也氏(六本松 蔦屋書店)、人文コンシェルジュの岡田基生氏(代官山 蔦屋書店)、文学コンシェルジュの間室道子氏(代官山 蔦屋書店)の3名。日頃から店頭で来客に本を案内している同氏らも、写真をもとに本を提案するのは初の試みだったという。

例として、イタリアを旅行した際の写真を持参した女性客には、イタリア在住の著者が出会った人々の生き様と思いを綴ったエッセイ『カテリーナの旅支度』を提案。また、2人で履いたアースカラーのスニーカーの写真を持参した夫婦には、色に関する物語のフェアの冊子を渡しながら、江國香織の小説を紹介したという。

イベント後には、記念撮影など来客との交流も楽しんだというコンシェルジュ。「思い出の品やイラストを持ってきてもらって本を提案することなどもできそう」と今後の展開に向けてもコメントを寄せている。

イベントの会場となった「写真幸福論 一生モノのフレーム店」は、富士フイルムが写真幸福論プロジェクトの一環として期間限定でオープンしたポップアップストア。選書イベントのほか、フレームコンシェルジュによる額装サービスなどを開催した。誰しもが持っている“大切な1枚”とあらためて向き合うことで、写真で幸せになれるという体験の場を提供することを企図していた。

写真幸福論 一生モノのフレーム店の外観
本誌:宮本義朗