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株式会社ネクスのエッジAIコンピュータが「IDEA」に採用…人流・車両解析などに活用

エッジAIコンピュータ「AIX-01NX」

株式会社ネクスは3月25日(月)、同社のエッジAIコンピュータ「AIX-01NX」が、エッジAIカメラソリューション「IDEA」(提供:Intelligence Design株式会社)を利用したAI画像解析サービスに採用されたと発表した。

「IDEA」は人流解析、車両解析を得意とするエッジAIカメラソリューション。地方自治体との人流調査、渋谷センター商店街の賑わい把握、新橋駅前のデジタルサイネージの視認性評価、商業ビル内入館者の行動情報解析や通行量調査など、全国300カ所以上で利用されているという。

IDEA実績

「AIX-01NX」は、エッジAIコンピューティングおよびディープラーニングアプリケーション向けの人工知能組み込みシステム。CPU BoardにNVIDIA製の「Jetson Xavier NX」を採用。LTE/3G通信に対応するなど、高性能かつ高速通信を特徴としている。

同機の採用にあたっては、「小型・高性能で500万台以上の製品出荷実績のある日本メーカーの製品であること」と「技術サポート対応の優位性があること」が評価された。

“エッジAI”は、より現場に近い端末(エッジデバイス)に搭載したAIのこと。クラウドで処理をする“クラウドAI”と比較して、データトラフィックの運用コスト削減、リアルタイムでの処理対応、プライバシー保護の観点でメリットがある。近年、IoTの普及によりその必要性が高まっている分野という。

歩行空間利用調査の活用例
入場者や駐車場への車両の状況を可視化
本誌:宮本義朗