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新開発モーターで世界最小・最軽量を実現…Lマウントの中望遠マクロレンズ「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」
2024年1月9日 13:10
パナソニックは、Lマウント交換レンズ「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」を2月15日(木)に発売する。希望小売価格は税込13万4,200円。
近接撮影からポートレートまで、多彩なシーンで活用できると謳う中望遠単焦点マクロレンズ。新開発の「デュアルフェイズリニアモータ」を採用したことで、焦点距離90mm以上の等倍マクロレンズにおいて世界最小・最軽量を実現したという(AF対応フルサイズミラーレスカメラ用で。同社調べ)。
デュアルフェイズリニアモータの特徴は、2相のコイルの両面に対して磁石を対向に配置することで、コイルのほぼ全体で推力を発生させられる点。コイルの一部分にのみ推力を発生させる従来方式よりも高い推力を持つため、効率的な部品配置によりレンズ本体を小型化できるという。従来方式との比較でリニアモータ自体のサイズは約50%減、質量は50g以上の軽量化を果たしたという。
レンズ構成は11群13枚。非球面レンズ3枚、UEDレンズ2枚、EDレンズ1枚を採用しており、球面収差や歪曲収差を効果的に抑制するほか、望遠側では軸上色収差を良好に補正するという。シャープでコントラストの高い描写性能を実現したとしている。
最短撮影距離は0.204m。最大撮影倍率は1.0倍。絞り羽根の枚数は9枚。
このほか、ピント位置変動による画角のブリージングを抑制した光学設計を採用。デュアルフェイズリニアモータの高速かつ静音性の高いAF性能など、動画撮影用途としても活用できる機能をアピールしている。
外形寸法はφ73.6×82.0mm。重量は約298g。
鏡筒は同社の“F1.8単焦点レンズシリーズ(18/24/35/50/85mm)”と外形寸法を統一。重量は各レンズで若干異なるが重心バランスはほぼ揃っており、例えばジンバル使用時などバランス調整を最低限にできるという。スイッチ類の配置や、フォーカスリングの位置・トルクのほか、φ67mmのフィルター径も共通。防塵防滴、耐低温、フードロックボタンも備えた。