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キヤノン、世界初の望遠端800mmズームレンズ「RF200-800mm F6.3-9 IS USM」

エクステンダー使用で最大1,600mmに対応

キヤノンは、RFマウント交換レンズ「RF200-800mm F6.3-9 IS USM」を12月上旬に発売する。価格はオープン。直販価格は税込31万9,000円。

フルサイズ対応ミラーレス用AFレンズとして世界初の、望遠端が800mmとなる高倍率超望遠ズーム。200-800mmの焦点域を手持ちで撮影できる小型軽量設計を特徴とする。1.4倍、2倍のエクステンダーに対応し、最大で1,600mmの超望遠域に対応する。

同社RFマウントの超望遠ズームレンズには画質と明るさを重視した「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」と、価格を重視した「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」を用意するが、本製品は「焦点距離の長さ」という新たな選択肢を提供するとしている。

200mm
800mm

レンズ内手ブレ補正機能を備え、補正効果はレンズ単体で5.5段。ボディ内手ブレ補正機構を搭載したEOS R3と組み合わせた場合、協調制御で5.5段分の補正効果が得られる。

レンズ構成図

AF駆動にはナノUSMを採用。静止画、動画いずれでも、高速で滑らかなAFを実現している。

鏡筒は防塵・防滴に配慮した設計。黒い鏡筒に比べて遮熱効果があるという白色に塗装している(Lレンズの「遮熱塗料」とは別物)。

付属フード取り付けイメージ
鏡筒側面にはレンズファンクションボタン、フォーカス・コントロール切り替えスイッチ、手ブレ補正スイッチを備える。
前面に95mmのフィルターが付けられる
マウントは金属製

主な仕様

  • レンズ構成:11群17枚(UDレンズ2枚含む)
  • 最短撮影距離:0.8〜3.3m
  • 最大撮影倍率:0.25倍(200mm時)
  • 最小絞り:F32〜51
  • 絞り羽根:9枚
  • フィルター径:95mm
  • 外形寸法:Φ102.3×314.1mm(マウント部除く)
  • 質量:約2,050g
本誌:佐藤拓