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キヤノンEOSが累計生産1億1,000万台を達成。交換レンズも1億6,000万本に

キヤノンは6月29日、同社のレンズ交換式カメラ「EOS」シリーズの累計生産数が3月に1億1,000万台を達成したと発表した。あわせて「RF/EFレンズ」の累計生産数が5月に1億6,000万本を達成したこともアナウンスした。

1億1,000万台目に生産したカメラは「EOS R6 Mark II」(2022年12月発売)、1億6,000万本目に生産したレンズは「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」(2021年7月発売)だったという。

EOS R6 Mark II
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

EOSシリーズは、1987年3月に発売されたフィルム式のAF一眼レフカメラ「EOS 650」から誕生したカメラシステム。その後、デジタル一眼レフカメラの普及に大きく貢献したという小型軽量な「EOS Kiss Digital」(1993年発売)や、レンズ交換式デジタルカメラによる動画撮影の普及につながった「EOS 5D」シリーズの展開、2018年に発表した「EOS R SYSTEM」の立ち上げなど新しい映像表現の可能性を追求し続けているという。

同社は、多様なニーズに応える魅力的な製品ラインナップの拡充に務めたことがEOSシリーズの支持につながったとしており、2003年から2022年までに20年連続でレンズ交換式デジタルカメラで世界シェアNo.1(台数シェア)を獲得している事実もある。

EFレンズも初のEOSシステム「EOS 650」とともに登場。現在はミラーレスカメラ用のRFレンズと合わせて115種類(エクステンダー4種含む)の交換レンズがラインアップされている。

EOSの累計生産台数が1億台を達成したのは2019年9月20日。RF/EFレンズの累計生産1億5,000万本は2021年2月4日に達成している。

本誌:佐藤拓