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レンズベビー初期モデル「ダブルグラス」が復活、各社ミラーレスカメラのマウントに対応

株式会社ケンコー・トキナーは、「Lensbaby コンポーザープロII ダブルグラスII」を3月10日に発売した。レンズベビーの初期モデル「ダブルグラス」を元にリニューアルし、ティルト調整に対応した製品。価格はオープン。直販価格は税込5万3,900円。

対応マウントは、キヤノンRF用、キヤノンEF用、ニコンZ用、ニコンF用、ソニーE用、マイクロフォーサーズ用、富士フイルムX用、Lマウント用、ペンタックスK用の9種類。ただし、Lマウント用とペンタックスK用は受注販売となり、納期が2~3カ月かかるという。

従来の「ダブルグラス」よりも、1/4段分開放F値が暗くなったが、ピントが合う範囲(スウィートスポット)がより広くなっているという。

内蔵の絞りユニットにより、絞りリングの回転のみで光量やボケ量の調節に対応。

また、F2.5からF22までコントロール可能な12枚羽根の絞りを備えており、レンズ先端のリングで調節が可能となった。

磁力で装着できる9枚の絞りディスクを付属し、背景のボケの形状を星型やハート型などにアレンジできるという。

加えて、既にレンズベビーコンポーザーシリーズを利用している人向けとして、レンズユニット(オプティック)のみの単体品「ダブルグラスII オプティック」も用意する。価格はオープン。直販価格は税込2万8,600円。

ダブルグラスII オプティック
作例提供:株式会社ケンコー・トキナー(以下同)

主な仕様

対応マウント

キヤノンRF用、キヤノンEF用、ニコンZ用、ニコンF用、ソニーE用、マイクロフォーサーズ用、富士X用、Lマウント用、ペンタックスK用

焦点距離

50mm

明るさ

F2.5~F22+絞りディスクによる調整

レンズ構成

1群2枚

絞り羽根枚数

12枚

フィルター径

46mm

外形寸法

約68.1×55mm(ニコンF用、キヤノンEF用、ペンタックスK用)
約68.1×83mm(富士フイルムX用、マイクロフォーサーズ用、ソニーE用、キヤノンRF用、ニコンZ用)

重量

約180g(ニコンF用、キヤノンEF用、ペンタックスK用)約260g(富士フイルムX用、マイクロフォーサーズ用、ソニーE用、キヤノンRF用、ニコンZ用)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。