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“指先サイズ”のスマホカメラ用特殊顕微鏡レンズ。5,500円~

合同会社KaraSeedは9月9日、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、偏光機能付き特殊顕微鏡レンズ「ミクロハンターキットPL」の先行販売を開始した。プロジェクトの終了日は10月31日。一般販売価格は税込7,400円。先行販売割引として、1個セットは最大25%OFFの5,550円~、2個セットは最大27%OFFで1万1,184円~で購入可能。製品の発送は12月を予定している。

新しい顕微鏡ツールを開発・提供することを目的として、2012年に設立した顕微鏡愛好家と専門家のグループ「Shanghai Qingying E&T LLC」の製品。指先サイズの高性能顕微鏡レンズ「ミクロハンター」シリーズの新製品「microHunter X100P」と、マイクロ定規M、フォーカススタンド、専用ケースで構成されている。

microHunter X100Pは、透明な物体の構造や状態、ひずみなど、人間の目で見ることが容易ではない被写体の特性を色の変化や明暗に置き換えて撮影できる偏光顕微鏡レンズ。非球面レンズを採用したことで歪みを少なくし、光学性能は卓上顕微鏡にも匹敵するという。

同社によると、あらゆるカメラ付きスマートフォンで使えるように設計(直径12.7mm)しているという。撮影中にもライトをONにできるカメラアプリおよび、被写体によってはプレパラートとの併用も推奨している。

また、吸着ナノパッド(直径10mm、厚み0.4mm)により、何度でもスマートフォンに着脱できるという。

付属のフォーカススタンドにセットした様子

なお、クラウドファンディングで1,000名以上の支援者を集めた「ミクロハンター」キットについても、フォーカススタンドを追加。オプション品「ミクロハンターキットlite」(microHunter X30、microHunter X100、マイクロ定規M、フォーカススタンドのセット品)として購入可能(一般販売価格:税込8,300円)。

「岩石薄片プレパラート12種」(一般販売価格:税込2万4,000円)、「マイクロ定規Q」(一般販売価格:税込1,680円)もオプションとして販売する。

主な仕様

倍率:約100倍~800倍
解像度:約1ミクロン
視野:約1.8mm
撮影距離:約0.2mm
被写界深度:約0.1mm
外形寸法:12.7×3.2mm
重量:約0.4g

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。