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SIGMA fpのファームウェアVer.4.00が公開。「フォルスカラー」や「フォーカスリング制御」を含むメジャーアップデート

株式会社シグマは4月20日、ミラーレスカメラ「SIGMA fp」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer.4.00。

画面内で露出の状況を色分け表示できる「フォルスカラー」や、フォーカシングをリニア/ノンリニアに設定できる「フォーカスリング制御」などに対応。高画素機「SIGMA fp L」のファームウェアVer.2.00(1月27日公開)にも盛り込まれた内容を含むメジャーアップデートとしている。

なお、本ファームウェアを適用すると、Blackmagic Design社のモニター・レコーダー「Blackmagic Design Video Assist 12G」シリーズにてHDMI出力を利用したBlackmagic RAW収録が正しく行えなくなる場合があるという。そのため、同シリーズ各モデルを利用する場合は、Blackmagic Design社が2月16日に公開した「Video Assist 3.5.2 アップデート」を合わせて適用するよう呼び掛けている。

更新内容は以下のとおり(引用)。本ファームウェアに対応する最新版の使用説明書はWebサイトからダウンロードできる。

更新内容(Ver.4.00)

・画面内の露出の状況が色分け表示され、任意の部分の露出の状況を把握することができる「フォルスカラー」機能を搭載しました。

・フォーカスリングによるピントの移動量をリニア/ノンリニアのいずれかに設定できる「フォーカスリング制御」機能を搭載しました。
※1 対応レンズのみ設定可能です。
※2 この機能を使用するには対応レンズのファームウェアを最新バージョンにアップデートする必要がございます。

・CINEモードとSTILLモードで、露出に関する設定を連動させるか、させないかを選択できる「STILL/CINE連動設定」機能を搭載しました。
※撮影モード/絞り値/シャッタースピード/ISO感度/露出補正が連動/非連動の対象になります。

・「カスタムボタンの機能」で割り当てられる機能に、「スクリーンショット」「フォルスカラー」を追加しました。

・セルフタイマー(2秒・10秒)やバルブ撮影、1秒以上の撮影において、撮影までの時間や露光時間のカウント表示を行うよう仕様変更しました。

・STILLモードにおいて、撮影時に装着中のレンズの情報(焦点距離や撮影距離)の表示設定が可能になりました。

・CINEモードにおいて、「SYSTEM」メニューの「ファイル名/番号」にクリップ番号の付き方を変更できる「クリップ番号」を追加しました。

本誌:宮本義朗