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ニコン Z 9のVer.2.00が予告。動画機能拡充や、最大1秒を遡れる「プリキャプチャ」新搭載など

ニコンは4月14日、ミラーレスカメラ「ニコン Z 9」の最新ファームウェアVer.2.00を4月20日に公開すると発表した。

2021年10月の製品発表時に予告していた、オーバー8KのRAW動画内部記録に対応するほか、静止画撮影に利用できる「プリキャプチャ」機能などを新搭載。AF機能や操作性にも新要素が加わる。

プリキャプチャ機能は、ハイスピードフレームキャプチャ+時にシャッターを押してから最大1秒間まで遡って記録できるという機能。利用シーンの例として、「シャッターボタンを半押しした状態でバッターがボールを打った瞬間を確認してからシャッターボタンを全押ししても、バットがボールを捉える瞬間を撮影できます」としている。

また、ニコンD6に搭載されていた17種類の「グループエリアAF」を、新たに「カスタムワイドエリアAF」として搭載。静止画で20種類、動画では12種類となる。被写体検出も対応しており、被写体の手前に障害物がくるハードル走でも、AFエリアを上側に配置することでアスリートにフォーカスが合った瞬間を撮影できるとしている。

ほかにも「ファインダー優先」などの一部機能は、ニコンのデジタル一眼レフカメラと同様の操作性を実現し、一眼レフカメラから移行したユーザーにも違和感のない操作を可能にするという。

Ver.2.00の主な特徴は次の通り(引用)。

・12bit 8.3K/60p RAW動画内部記録などの動画機能が進化
・動画撮影に配慮した様々な機能を追加
・決定的瞬間をさらに確実に捉える「プリキャプチャ」を採用
・20種類の「カスタムワイドエリアAF」搭載をはじめとするAF性能強化
・その他の機能

本誌:鈴木誠