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富士フイルム、macOSで一部撮影データが表示されない現象に対策。修正版ファームウェアを順次公開

1フォルダの記録コマ数上限を9,999→999に修正

対象機種のひとつ「FUJIFILM GFX100S」

富士フイルムは2月16日、「弊社デジタルカメラの仕様変更に伴うファームウェア提供のお知らせ」を掲載。2月2日に案内していた、一部カメラの撮影データがmacOSで表示されない可能性がある不具合について、修正版ファームウェアを対象カメラごとに順次公開している。

X/GFXシリーズの一部カメラで、1つのフォルダ内に4,000個を超えるファイルが記録されたSDXCカードをmacOSで扱った場合、ファイルの一部が表示されないなどの事象が確認されたことをうけての対応。具体的な修正内容として、1つのフォルダ内に記録できるコマ数を9,999コマから999コマに仕様変更した。

アップデートの公開日と対象機種は以下のとおり。

・2月16日:GFX100、GFX100S、GFX 50S(Ver.4.00以降)、X-T4、X-T3(Ver.3.20以降)、X-S10

・2月下旬~3月下旬(予定):GFX 50R(Ver.2.00以降)、GFX50S II、X-Pro3、X-E4、X-T30 II、X100V

なお、macOSで記録ファイルを処理している場合、ファームウェアアップデートを実行する前に「macOS のコンピュータを用いて弊社デジタルカメラでの記録ファイルを処理されるお客様への重要なお知らせ」(2月2日公開)に記載されている、「II.本事象への対応」の「2.既にSDXCカード内にファイル(画像など)が記録されている場合」の対応を実施し、SDXCカードをフォーマットするよう呼び掛けている。

本誌:宮本義朗