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タムロン、フルサイズEマウント用“ポートレートズーム”「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」10月28日発売。22.9万円
2021年9月30日 12:14
株式会社タムロンは、交換レンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」(Model A058)を10月28日に発売する。希望小売価格は税込22万9,900円。
35mmフルサイズに対応するソニーEマウント用レンズ。中望遠の85mmを中心に、ポートレート撮影で最適という焦点距離を1本でカバーする“ポートレートズームレンズ”として8月に開発発表していた。
同様のコンセプトを持つ同社レンズには、一眼レフカメラ用の「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」(2019年発売)がある。ミラーレスカメラ用の本レンズは、広角端で開放F2、望遠端でも開放F2.8の明るさを持っている点が主な違いとなる。
AF駆動には動画撮影にも適するというリニアモーターフォーカス機構VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用。
なお本レンズは、新しいレンズ用ユーティリティソフト「TAMRON Lens Utility」に対応。鏡筒の側面に備わるUSB Type-C端子とパソコンをケーブルで接続すると、各種機能のカスタマイズやファームウェアの更新が可能となる。接続用ケーブル(USB Type-A to Type-C)は、動作保証のある純正品として「TAMRON Connection Cable」を別売(税込2,970円)で用意している。
TAMRON Lens Utilityで扱える本レンズの機能は、被写体から被写体にスムーズにフォーカスを移動させる「A-Bフォーカス」、指定のピント位置に移動させる「フォーカスプリセット」、フォーカスリングの機能をボタン操作で切り替える「フォーカス/絞りリング機能切り替え」、カメラボディで割り当てた機能をフォーカスセットボタンで使える「カメラボディ機能割り当て」、MF操作時の回転方向とレスポンスの変更。
レンズ構成は15群21枚(非球面3枚、異常低分散4枚を含む)。最短撮影距離は広角端で0.33m、望遠端で0.85m。フィルター径は82mm。
絞り羽根は9枚(開放から2段まで円形)。最小絞りはF16-22。
最大径×全長は89.2×158mm。重量は1,165g。花型フードが付属する。