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SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporaryの一部製品にゴースト耐性が悪化する可能性

製品出荷を一時停止 原因の調査が進む

株式会社シグマは3月23日、LおよびEマウント用の交換レンズ「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」に関して、初回出荷分の一部のレンズに、経時変化でゴースト耐性が悪化する可能性があると発表した。

3月12日に発売されたミラーレスカメラ専用設計とした1本。2019年12月に先んじて発売された「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN|Art」の光学性能はそのままに、広角側を28mmとすることで小型軽量化を実現(Lマウント用:470g)したことが特徴。

問題が確認されたレンズは、マウントを問わず、シリアル番号が「55488834」より以前の製品。現在、同社は原因の究明を急いでいるとしており、詳細が判明しだい、具体的な対応方法を含めて報告するとしている。なお調査に要する時間は、およそ1カ月程度の見込みだとしており、当面の間、同製品の出荷は停止となる。

同社は問題の確認されたシリアル番号に該当しない製品は、そのまま使用しても問題ないとアナウンスしているが、製品に異常を感じたり、継続使用に不安がある場合は、同社カスタマーサポート部まで連絡をしてほしいと呼びかけている。

本誌:宮澤孝周