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ライカM10-P/M10-R/M10モノクロームの最新ファームウェアが公開

パース歪みを自動補正する新機能

対象機種のひとつ「ライカM10-R」

ライカカメラ社は1月29日、レンジファインダーカメラ「ライカM10-P」「ライカM10-R」「ライカM10モノクローム」の最新ファームウェアを公開した。

更新内容は共通。カメラ内の傾斜センサーを用いて自動でパース補正を行う新機能「ライカ・パースペクティブ・コントロール」(LPC)が加わる。なお、ライカM10は今回の新機能提供の対象外となっている。

ライカ・パースペクティブ・コントロールは、カメラの傾きを検知してコンピュテーショナルイメージング処理を行い、建築写真などに現れるパースの歪みを自動補正するという機能。設定画面のキャプチャーアシスタント内に追加される項目からオンオフできるようになる。

LPC適用なし
LPC適用後

撮影時は、カメラの傾きと連動したトリミング枠がライブビュー画面に重ねて表示される。JPEG撮影時はパース補正後のデータが記録され、RAWデータにはLightroomで読み込めるパース補正情報が付与されるという。補正処理には傾斜センサーの情報を利用するため、直線が含まれない被写体に対しても補正できる点を特徴としている。

本誌:鈴木誠