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「Capture One 21」がリリース。スライダーに触らず調整できる新機能など
“かすみ除去“やHEIC対応も 30日間試用可能
2020年12月10日 15:33
Capture Oneは12月8日、写真編集ソフト「Capture One 21」をリリースした。永久ライセンスもしくはサブスクリプションプラン(月間または年間支払い)が用意されている。利用料金は永久ライセンスが税込3万5,438円、サブスクリプションプランが税込2万1,333円(年間)。製品には、145のスタイルセット(いわゆるプリセット)が含まれているプランもラインアップしている。
500種類以上のカメラやレンズのプロファイルを持つ画像編集ソフト。新たに「スピード編集」機能を追加した。インターフェース上のスライダー操作をせずに、ホットキーを押したままスクロールやドラッグ、カーソルキーの操作をすることで素早いパラメータ調整を可能にするという。複数の写真を一度に調整することもできるとしている。
ひとつのスライダー操作で、かすみ除去や色彩にメリハリを与える調整が可能になる「Dehaze(デヘイズ)」機能も搭載した。
「学ぶ」機能を新たに搭載しており、編集作業に慣れていない人でも、すぐにチュートリアルにアクセスできるようになった。また、「ツールヒント」機能を有効にすると、マウスポインタをツールの上に置くだけでその機能の説明が表示されるという。
インポート機能も向上。サムネイルを高解像度化したことで、インポート前の画像選択が容易になったとしている。また、異なるフォルダから写真を同時にインポートすることも可能になった。
HEICファイル(8ビット)をサポート。アップルなどの対応機種で撮影したHEICデータの編集が可能になったという。
新たなカメラプロファイルも追加された。対応するカメラにおいて、コントラストによる色相の変化を抑制し、実物の色を忠実に再現するとしている。新たにサポートするカメラは以下の通り。
・ソニー:α7 III、α7R II、α7R III、α7R IV、α7C、α6000、α6300
・ニコン:D810、D850、Z 6、Z 7
・キヤノン:EOS 5D Mark II、EOS 5D Mark III、EOS 5D Mark IV、EOS 5Ds R、EOS R5、EOS R6
・フェーズワン:IQ3 100MP、IQ4 150MP
・ライカ:S3、SL2