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RAW現像ソフト「Capture One Pro 10」がリリース
画像表示や調整反映のパフォーマンス改善など
2016年12月5日 12:36
Phase Oneは12月1日、RAW現像ソフト「Capture One Pro 10」を発表した。インターフェイスが改善されたほか、内部調整機能などの新機能を搭載している。
日本ではDNPフォトイメージングジャパンが取り扱う。Capture One Pro9/8からのアップグレード版が12月2日から税別1万3,500円で販売中。パッケージ版は2017年1月に税別4万円で発売予定。
Phase Oneでは、12カ月プランで月額15ドルまたは12ユーロのシングルユーザー・サブスクリプション版も用意している。
対応OSは、Windows 7 SP1 64bit、Windows 8 64bit、Windows 10 64bit(Version 1607)/Mac OS X 10.11.6 El Capitan、macOS Sierra(10.12)。
新機能
- ハイパフォーマンスエンジンでは、高速なブラウジング、ズーミング、パンニングを実現。イメージサイズ100%でもイメージ間の切り替えが簡単に可能。
- 3ステップシャープニングツールでは、回折補正やハロコントロール(抑制)によるイメージの全体または必要箇所のみの鮮明化に対応。さらに、出力シャープニングで、最終的なサイズや解像度などのシミュレートが可能となった。
- 出力プルーフィングでは、レシピからのICCプロファイル、スケール、圧縮、出力のシャープニングなど、イメージのサイズ変更の作業を瞬時に実行できる。
- カメラフォーカスツールでは、PCからテザーカメラのフォーカスに対応。
- Tangentパネルサポートでは、プロフェッショナル向けTangentレンジをサポート。パネルが統合され、カラーとイメージの詳細な調整が可能。
- 最適化されたLCC作成では、マルチスレッドサポートにより最適化され、LCCの分析スピードが最大10倍になった。
- カタログ内のフォルダー移動では、フォルダーのドラッグ&ドロップに対応。カタログ内の整理や統合が可能になった。
- イメージの向きで検索では、ランドスケープ(横位置)、ポートレート(縦位置)、スクエアなどイメージの向きによる検索に対応。
- オートマスクでは、オートマスク機能が富士フイルムX-TransおよびmRAW・sRAWのようなベイヤー以外の画像形式に拡張。
- sRAWとmRAWサポートが改善し、キヤノンとニコンのほとんどの圧縮フォーマットにおいて、レンズ補正、色収差解析、LCC(レンズキャストキャリブレーション)のフル機能セットが使用できるようになった。
- アップルスクリプト(Macのみ)では、新プロパティを採用し、メタデータフィールド、バリアント、EIPはオートメーションルーティンの対象になった。
サポート機種追加
カメラボディは新たに、オリンパスOM-D E-M1 Mark II、ソニーα99 II、ソニーサイバーショットDSC-RX100M5、ソニーα6500などに対応した。
レンズはオリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4 IS PRO、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO、ソニーFE 70-200mm F4 G OSS、ソニーSonnar T* FE 55 mm F1.8 ZAなどに新対応。