ニュース

富士フイルムXボディでMマウントレンズによるAF撮影ができるアダプター

他のMマウント変換アダプターとの重ねづけにも対応

株式会社焦点⼯房は11月4日、Fotodiox(フォトディオックス)のAF動作対応マウントアダプター「LM-FXRF-PRN」(ライカM→富士フイルムX)を発売した。希望小売価格は税別4万5,000円。

ライカMマウントレンズをAPS-Cセンサーを搭載する富士フイルムのAPS-Cミラーレスカメラに装着できるマウントアダプター。モーターを内蔵しており、MFが前提のMマウントレンズによるAFが可能になる。対応ボディの条件は、X-Trans CMOSセンサー搭載機としている(X-Aシリーズには非対応)。

同ブランドからはソニーEマウントボディでMマウントレンズのAF動作を可能にするアダプター「LM-SnyE-Pronto」が発売済み。ちなみに、同じくMマウントレンズをEマウントボディに取りつけてAF動作を可能とするマウントアダプターには、TECHARTの電子接点つきマウントアダプター「LM-EA7」などもある。

合焦動作はアダプター自体を前後に繰り出すことで対応する。アダプターの繰り出し幅は最大4.5mm。レンズ側のヘリコイド操作を組み合わせれば、最短撮影距離がレンズ単体より短くなる効果もある。

また、アダプター下部のモーター部分に物理的に干渉する場合を除いて、Mマウントアダプターの重ねづけにも対応するとしており、同社直販サイトでは、各種レンズマウントをMマウントに変換するためのアダプターとセットにしたものも販売されている。

このほかExifデータの記録にも対応。モーター搭載部にUSB端子を備えており、PCに直接接続することでファームウェアのアップデートも可能だとしている。

本稿執筆時点では、AF-Cモードでの動作には対応していないという。

本誌:宮澤孝周