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Fotodiox、ライカM→ソニーE電子マウントアダプターをリニューアル。装着レンズに応じたボディ内手ブレ補正の最適化などに対応

株式会社焦点工房は6月11日、Fotodioxの電子マウントアダプター「LM-SNE-PRN II」(ライカM→ソニーEマウント変換)を発売した。希望小売価格は4万4,000円(税込)。

ライカMマウントレンズをソニーのEマウントボディに装着できるマウントアダプター。2020年6月に発売された「LM-SnyE-Pronto」(M→E)の後継となるモデル。II型では、新たにα7R IVとα6600に対応した(これまで両機種は非対応となっていた)。

また、II型ではアダプター側面に設けられたファンクションボタンにより装着レンズの焦点距離を設定することで装着ボディによりボディ内手ブレ補正機構を適切に動作させることが可能となっているという。また、このファンクションボタンは、AF・MF・MF(接写)の切り替え操作にも対応しているという。

AFの制御はレンズ側のマウント面を前後に動かすことで調整する仕組み。この前後繰り出し機構により、レンズ本来の最短撮影距離よりも、さらに被写体に寄って撮影することもできるとしている。繰り出し量は4.5mm。

Fotodioxによれば、50mm以上の焦点距離を有するレンズに最適な製品となっているという。また、AFの制御は位相差方式によるものとなっているとしており、AFの方式がコントラスト検出式のみのボディ(α7やαR、α7Sなど)との組み合わせも非推奨だとしている。このほか、重量が500gを超えるレンズを装着した場合、動作が不安定になる可能性があるとしている。

本誌:宮澤孝周