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GoPro、実験的な機能を配布する「GoPro Labs」始動
開発者が提示する最先端を共有 QRコードでのカメラ制御など
2020年6月23日 12:51
GoPro,Inc.は、社内で試している実験的な機能をユーザーへと提供するプラットフォーム「GoPro Labs」を6月22日より開始した。
対応する機種は「GoPro HERO8 Black」のみ。「GoPro HERO8 Black」を「GoPro Labsファームウェア」に更新することで利用できるようになる。また、更新は機能の追加のみ行われ、「GoPro HERO8 Black」に本来搭載されているモードや機能は引き続き利用可能。
同社によると、“GoProのエキスパートやコアなユーザー”などに体験してもらう“手段”だとしており、公開する内容は今後正式に機能化するためのベータ版扱いでは無く、「GoProのトップエンジニアたちが取り組んでいる革新的な機能がどんなものか見ることできる」ものと位置付けている。
なお、今回実装されるのは「ReelSteady GO向けの最適化」と「カメラコントロール用のQRコード」の2機能。今後も新機能としてリリースされない可能性はあるが、ユーザーが試す価値のある、十分に使える機能だとしている。
「ReelSteady GO向けの最適化」では、「GoPro HERO8 Black」に搭載されているローリングシャッター補正をReelSteady GOの安定化機能にいっそう適したものに改善。これにより、撮影後の安定化処理で最高の結果が得られるようになるという。
「カメラコントロール用のQRコード」では、「GoPro HERO8 Black」をコントロールするためのQRコード方式を開発。QRコードをカメラで読み込むことで、指定された「数時間または数日間にわたる、長時間のタイムラプス撮影」や「同じ設定で複数のカメラを同期する」、「スピード検知によるアクティベーション」(GPS機能を利用して日の出と日の入りの時刻を計算したり、事前に設定した速度で移動していることが感知された時に、自動で録画が開始される機能)といったアクションを実行できるようになる。
同社ではQRコードを使用した撮影事例として、Instagramで「ロケットの打ち上げ × GoProカメラ」という映像を公開している。同映像の撮影では起動タイマーを使用しているが、起動タイマーを有効化するのにQRコードによる設定(打ち上げの数分前に自動的にGoProの電源が入り、録画が実行)が行われたという。