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リコー、THETA Z1/Vの最新ファームウェアを公開

インターバル設定を拡張 スマホアプリも同時にアップデート

対象製品のひとつRICOH THETA Z1

リコーは6月17日、360度カメラ「RICOH THETA Z1」および「RICOH THETA V」の最新ファームウェアを公開した。また、この最新ファームウェア公開にあわせて、スマートフォン用アプリも最新バージョンが公開された。対象アプリは「RICOH THETA」および編集アプリ「THETA+」。

更新内容は、インターバル撮影時に三脚固定の有無を選択できるようになった点や、シャッタースピード優先撮影時に選べるシャッタースピードの範囲拡大など。

このほか、RICOH THETA Z1のみの更新内容として、有線ライブストリーミングの安定性・稼働時間の向上も含まれている。

更新バージョンはRICOH THETA Z1が1.50.1、RICOH THETA Vは3.40.1。アプリ「RICOH THETA」はiOSが2.14.0、Androidは1.31.0。THETA+はiOSが3.4.0、Androidは3.4.0。

THETA各機種の更新内容

共通

[1]インターバル撮影時に以下の設定ができるようになった
・三脚固定あり/なし
※天頂補正やスティッチの条件を最適化している
※カメラを持って移動しながらインターバル撮影する場合は「なし」を選択する必要がある

[2]静止画でシャッター優先にした時のシャッタースピード設定範囲とシャッタースピード連動範囲(ISO優先)が変更された
1/25,000~1/8秒→1/25,000~15秒
※スマートフォンアプリを最新バージョン(iOSは2.14.0以上、Androidは1.31.0以上)にする必要がある

[3]バグの修正

RICOH THETA Z1のみ

[1]有線ライブストリーミング時の安定性が向上し、連続稼働時間が改善した
※使用方法に関する詳しい内容は以下ページを参照してほしい、と案内している
THETAを使った4K – VR(360度)ライブストリーミングの活用方法

アプリ「RICOH THETA」

iOS/Android共通

[1]動画再生中にピンチやスワイプなどの操作をした時に一時停止できるようになった
※シングルビューの設定からPause ViewingをONにする必要がある
[2]インターバル撮影時に三脚固定の有無を選択できるようになった
※カメラ側のファームウェアを最新バージョン(THETA Z1:1.50.1、THETA V:3.40.1以上)にする必要がある
[3]静止画でシャッター優先にした時のシャッタースピード範囲が変更された:1/25,000~1/8秒→1/25,000~15秒
※カメラ側のファームウェアを最新バージョン(THETA Z1:1.50.1、THETA V:3.40.1以上)にする必要がある
[4]バグ修正

iOSのみ

[1]theta360.comにログインする場合、Apple IDでもログインできるようになった

アプリ「THETA+」(iOS/Android共通)

[1]アニメーションのプリセットに「地平線」が追加された
[2]バグ修正

本誌:宮澤孝周