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ニコン、Zマウント大口径望遠ズーム「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」
新開発「SRレンズ」採用 手ブレ補正は5.5段分
2020年1月7日 11:02
ニコンは、Zマウントレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」を2月14日に発売する。希望小売価格は税別32万2,300円。
動体、風景、人物の撮影を想定した大口径望遠ズームレンズ。画質を重視するZシリーズユーザーやプロフェッショナル、FTZアダプターでFレンズを使用している層に訴求する。
色滲みの抑制効果があるという新開発の「SRレンズ」を採用。絞り開放からシャープなピントと美しいボケを両立したという。アルネオコートとナノクリスタルコートを採用し、ゴーストとフレアを低減した。
AF駆動制御はFマウント一眼レフ用の「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」と同等の高速なものとしている。
手ブレ補正効果は5.5段分で、ニッコールレンズ史上最高だという。センサーシフト機構を持つZ 7/Z 6では、5軸手ブレ補正を実現する。
動画撮影用途には、フォーカシングによる画角変動(フォーカスブリージング)を抑えた点、ステッピングモーターの採用で静音化した点を訴求。
広角端での最短撮影距離は0.5m(最大撮影倍率0.2倍)。マルチフォーカス方式により近距離撮影の解像性能を向上。
鏡筒は防塵防滴に配慮した設計。レンズ情報パネルやコントロールリングを備える。
レンズ構成は18群21枚(EDレンズ6枚、非球面レンズ2枚、蛍石レンズ1枚、SRレンズ1枚を含む)。最短撮影距離は0.5〜1.0m(広角端〜望遠端)。
絞り羽根は9枚。最小絞りはF22。フォーカスリミットはFULL(∞〜0.5m)と∞〜5mの2モード切り替え式。フィルター径は77mm。
最大径×全長は約89×220mm。重量は約1,440g(三脚座込み)、約1,360g(三脚座なし)。
参考までにFマウントの「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」は、同約88.5×202.5mm、約1,430g。