ニュース

クラス最軽量998gを実現した「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」

画質・AFも進化 三脚座はアルカスイス互換形状に

ニコンは、フルサイズミラーレスカメラ用の望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」を4月に発売する。直販価格は44万3,000円。

2020年に発売した交換レンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」の後継モデル。クラス最軽量を謳い、三脚座と保護カバーを取り外した状態で約998gと、I型から362gの軽量化を図った。インターナルズーム機構を踏襲しつつ、全長も220mmから208mmへ12mm短縮している。ターゲットはプロおよびハイアマチュアで、あらゆる撮影条件・環境下で動きの速い被写体や2度とない瞬間を捉えたいユーザーを想定している。

三脚座/保護カバー未装着のイメージ

軽量化の主な要因は光学系の刷新。レンズ構成を18群21枚から16群18枚へ削減し、前群を従来の凹レンズ先行から凸レンズ構成へ変更した。それにより径の大きい前群レンズの軽量化が図られている。そのほか、スーパーEDやED非球面など高性能レンズの採用により、従来複数枚を要していた補正をより少ない枚数で実現している。

コーティングにはメソアモルファスコートとアルネオコートなどを採用した。レンズ枚数の削減とあわせ、ゴーストやフレアの抑制を図っている。

ニコンZ9への装着イメージ

AF駆動はNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIに続き、シルキースウィフトVCMとマルチフォーカス方式を採用。従来機種から駆動速度を従来比約3.5倍に高速化した。テレ端のスキャンタイムは約45%短縮、ズーム中の追従性能は約40%向上し、駆動音も約半減している。

最短撮影距離は広角端が0.5mから0.38mへ、望遠端が1.0mから0.8mへそれぞれ短縮した。後ボケの滑らかさも向上したという。絞り羽根も従来の9枚から11枚に増え、高い円形度を保つとした。

操作系ではフォーカスリングとズームリングに異なるローレット形状を採用し、手探りでの識別性を高めた。クリックのON/OFFが切り替えられるコントロールリングクリックスイッチとFnボタンを4つ装備する。

防塵・防滴構造を備え、前玉にはフッ素コートを施す。

三脚座は着脱式に変更したほか、アルカスイス互換形状を採用した。また、三脚座を取り外した際に取り付ける保護用カバーも付属する。

付属のレンズフード「HB-110」にはフィルター操作用の窓を新たに設けた。

レンズフード「HB-110」
  • レンズ構成:16群18枚(EDレンズ1枚、スーパーEDレンズ1枚、非球面レンズ2枚、ED非球面レンズ1枚、蛍石レンズ1枚、SRレンズ1枚)
  • 最短撮影距離:0.38m(広角端)/0.8m(望遠端)
  • 最大撮影倍率:0.3倍(広角端)、0.25倍(望遠端)
  • 絞り羽根:11枚
  • 手ブレ補正効果:最大6.0段
  • 外形寸法:約Φ90×208mm
  • 質量:約998g(三脚座リング、保護カバーを除く)/約1,180g(三脚座リング装着時)
本誌:佐藤拓