ニコン、Zマウント広角レンズ「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」

ニコンは、Zマウント単焦点レンズ「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」を10月18日に発売する。希望小売価格は税込15万260円。

焦点距離24mmの35mm判フルサイズ対応広角単焦点レンズ。2019年の発売が予告されていたレンズのうちの1本で、9月4日に海外で発表されていた。

レンズ構成は10群12枚（EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚を含む）で、最小絞りはF16。絞り羽根は9枚（円形絞り）。コーティングにはナノクリスタルコートを採用。高い基準を満たすSラインに属するレンズとして展開する。

最短撮影距離は0.25m、全長は96.5mm。72mm径のフィルターを取り付けることができる。重量は約450g。

AF駆動は複数のAF用駆動ユニットを連携して工藤させるマルチフォーカス方式を採用。これにより軸上色収差を補正し、近距離からの撮影を含めて高い画質が得られるとしている。

このほか、絞り開放からサジタルコマフレアを抑制することで、画面周辺部でも点像の再現性に優れるとしている。

また他のZマウントレンズ同様、鏡筒にコントロールリングを備えている。これにより、AF時に素早くMF操作に切り替える機能や絞り値の変更、露出補正といった機能をレンズ側に割り当てて使用できるようになる。

本レンズの登場で、Zマウント用のF1.8単焦点レンズは24mm、35mm、50mm、85mmが揃うことになる。また、2019年2月時点のニッコールZロードマップによると、F1.8の単焦点レンズとしては、2020年に20mmの登場がアナウンスされている。

なお、2019年中の展開が予定されているZマウント用のレンズは次のとおり。

・NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct（発売時期未定）
・70-200mm f/2.8（発売時期未定）
・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S（4月19日に発売済み）
・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S（4月19日に発売済み）
・NIKKOR Z 85mm f/1.8 S（9月5日に発売済み）

主な仕様

レンズ構成：10群12枚（EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚を含む）
最小絞り：F16
絞り羽根枚数：9枚（円形絞り）
最短撮影距離：0.25m
外形寸法：長さ96.5mm、最大径78mm
フィルター径：72mm
質量：約450g