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Profoto、スマホ用LEDライティングツールに参入

上位モデルはカメラでの利用も想定

Profoto C1 Plus

プロフォト株式会社は、スマートフォン用ライティング製品「Profoto C1」シリーズを9月18日に発売した。デジタルカメラでも使用可能な「Profoto C1 Plus」と、スマートフォン専用の「Profoto C1」の2製品を投入する。

主にスマートフォンでの撮影用の照明として企画された製品で、スマートフォンとはBluetoothで接続する。Profotoがスマートフォン向けのハードウェアを投入するのは今回が初めて。

USB充電が可能な本体に、演色性の高いLEDを搭載。Profoto A1X/A1のストロボヘッドを思わせる円柱状の本体とドーム型のディフューザーが外観上の特徴だ。

Profoto C1 Plus

フラッシュまたは定常光での使用が可能で、どちらも光量と色温度が変えられる。発光部には2層のガラス拡散板を採用。その下にリフレクターを内蔵しており、「均一な光と自然なシャドーを演出」するとしている。

C1 ProのドームディフューザーはProfoto A1X/A1と同様、マグネットで着脱できる。カラーフィルター、グリッドなどの「Clicライトシェーピングツール」も用意される。C1はドームディフューザーが着脱できず、Clicライトシェーピングツールも使用できない。

操作は本体側面のボタン、またはスマートフォンアプリ「Profoto App」から行う。Profoto App内にはカメラ機能があり、そのカメラ機能のシャッターボタンに連動して発光させることが可能だ。C1 Plus/C1の本体にもシャッターボタンを装備。Profoto AppはiPhone 7以降に対応する。

Clicライトシェーピングツールを除いたC1 PlusとC1の主な違いは、C1 Plusのみ2.4GHz無線接続のProroto Airシステムに対応していること。例えばデジタルカメラに装着したAir TTL RemoteからProfoto C1 Plusを制御できる。三脚ネジ穴を本体に持つのもC1 Plusのみであり、スマートフォンだけでなくデジタルカメラでのライティング用途も想定されている。

左からProfoto C1 Plus、Profoto C1
Clicライトシェーピングツールのひとつ、グリッド(20度)
Clicライトシェーピングツールにはカラーフィルターも用意されている。写真のキット以外にも各種CTO(オレンジ)、グリーン、パープル、レッドなど12色とグリッド+CTOのキットがラインナップ。

Profoto C1 Plus

主な仕様

最大出力:4,300lm(フラッシュ)、280lm(定常光)
色温度:3,000K〜6,500K
演色性(CRI):90〜98
バッテリー容量:1,500mAh
発光回数・時間:フル出力で最大2,000回・最長40分
バッテリー充電時間:2時間(出力800mAの場合)
外形寸法:7.9×6.4cm(ドーム含む)
質量:208g(ドーム含む)

Profoto Air

周波数帯:2.4GHz
チャンネル数:20
動作距離最大300m(通常)、最大100m(遠隔操作、TTL自動調光モード)

希望小売価格

5万4,800円(税別)

Profoto C1

主な仕様

最大出力:1,600lm(フラッシュ)、280lm(定常光)
色温度:3,000K〜6,500K
演色性(CRI):90〜98
バッテリー容量:1,500mAh
発光回数・時間:フル出力で最大2,000回・最長30分
バッテリー充電時間:2時間(出力800mAの場合)
外形寸法:7.4×4.9cm
質量:120g(ドーム含む)

希望小売価格

2万8,800円(税別)

本誌:折本幸治