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完全予約制のフォトギャラリー「アトリエY」が開館
具体的な場所は予約者に連絡 「いのうえのぞみ×福島裕二展」が開催中
2019年9月9日 14:49
写真家の福島裕二さんが主宰するフォトギャラリー「アトリエY」が2019年9月1日にオープンした。現在はオープニング写真展として、モデルやフォトライターとして活躍している、いのうえのぞみさんを写した作品の展示を9月30日まで開催中。
フォトギャラリーとしての特徴は、完全予約制で住所が非公開な点。Webサイトでは「東京都渋谷区神宮前3丁目」までの住所が明かされているが、詳細な場所は予約者にのみ知らされる。Webサイトの専用フォームから、空いている枠を1時間単位で予約して入場する。1枠あたりの料金は500円で、10名まで入場できる。
枠予約制の入場制限に関して福島さんにお話を伺ったところ、一度の入場を10名までとしたのは、「写真をゆっくり鑑賞していただくための制限」だという。
「アトリエYが入居する物件は、元々僕が運営しているオフィスとして使っていたものです。オフィスの移転に伴ってギャラリーとして利用することにしました。所有物件でギャラリーをやることのメリットは、思いついたときに、制限なく好きなように展示できること、そして撮った写真をすぐに展示できることです」
展示写真の額装は福島さん自身で行なっている。福島さんによれば、今後は従来通りギャラリースペースを借りて写真展を開催しつつ、アトリエYでスピンオフ写真展のようなものを並行して開催したり、過去に撮影した中から選んだ作品で構成した写真展を行なう可能性もあると話す。
今後の予定については、現在のところ10月の展示予定が決まっており、年間の展示計画を立てている最中だという。また、アトリエYのギャラリースペースを外部に貸し出す予定は今のところないとのことだ。