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3種類のデザインを選べる広角レンズ「ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical VM」

"ミラーレスカメラでの撮影も想定した光学設計"

Type I

株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「ULTRON Vintage Line 28mm F2 Aspherical VM」を5月に発売する。鏡筒デザインの違いでType I、Type IIシルバー、Type IIブラックペイントの3タイプがあり、いずれも希望小売価格は税別10万円。

クラシックレンズのスタイリングと現代的な光学性能を組み合わせた"Vintage Line"シリーズに加わる1本。これまで21mm F3.5、35mm F2、50mm F1.5、50mm F3.5、75mm F1.5を展開してきた。28mm F2は、コンパクトな広角レンズとして訴求する。

鏡筒デザインは、Type Iがブラックアルマイトのアルミとクロームメッキを施した真鍮の組み合わせ。1950年代風のデザインだという。Type IIの鏡筒は、クロームメッキもしくはブラックペイントを施した真鍮外装。フォーカシングレバーは指掛けタイプで、1970年代初期の雰囲気だとしている。

Type IIシルバー
Type IIブラックペイント

フォクトレンダーのVMマウントレンズには「ULTRON 28mm F2」(4月9日に生産終了を案内)があったが、本レンズは光学系を一新し、同等以上の性能を持つという。VMマウントで距離計連動に対応するため、デジタルもしくはフィルムのレンジファインダーカメラ向けだが、本レンズはマウントアダプターを介したミラーレスカメラでの撮影も想定した光学設計だという。

レンズ構成は7群10枚(非球面1枚2面)。絞り羽根は10枚。最短撮影距離は50cm。距離計連動範囲は0.7mまで。フィルター径は39mm。レンズフードは別売の「LH-4N」、「LH-12」に対応。

本誌:鈴木誠