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ニッシン、MG10と同等の高耐久発光部を採用した「MG8」

ヘッドの小型化で280g軽量化 クリップオンタイプの「MG80」も予告

MG8

ニッシンジャパン株式会社は、グリップタイプストロボ「MG8」を3月8日に発売した。希望小売価格はオープン。同社運営のオンラインショップ・ニッシンダイレクトの販売価格は税込5万8,320円。マウントはフリーのため、1モデルで展開する。

MG8は、最大ガイドナンバー60(ISO 100/200mm)のグリップタイプストロボ。同タイプのMG10と同等の高耐熱クオーツ発光管を搭載して、連続発光に伴う発熱に耐えられる仕様でまとめた製品。CP+2019で展示されていた。

MG10で2つ備えていた発光管を1つに変更してヘッドを小型化。重量をMG10の975gから715gに軽量化している(電池除く)。

操作と設定は、MG10と同様に同社のNASシステムに対応するコマンダーAir 10sを使用する。

バッテリーは、単3形電池(アルカリまたはニッケル水素充電池)8本を使用する。リチウムイオン充電池(26650タイプ)の使用に対応するバッテリーカートリッジも付属する。リチウムイオン充電池使用時のチャージタイム(フル発光時)は約1.6秒(単3形電池の場合は約2.8秒)。

調光可能なLEDライトも装備しており、最大出力8Wで約4時間の連続点灯が可能。

MG8正面(左)、同背面(右)。背面操作部には、電源ボタン、オープンモードボタン、通信チャンネル設定ダイヤル、発光グループセレクトダイヤル(リモートレリーズモード設定兼用)などを備える。

MG80

同じくCP+2019で展示されていたクリップオンタイプのストロボ「MG80」は2019年夏の発売を予定している。価格は未定。

MG80は発光部に高耐熱のクオーツ管を採用しており、連続発光させる使い方にも耐えられる仕様とした製品。最大ガイドナンバーは60(ISO 100/200mm)。対応カメラはキヤノン用、ニコン用、ソニー用、富士フイルム用、オリンパス/パナソニック用がアナウンスされている。

同社の電波式無線コントロールシステム「NAS(ニッシンエアシステム)」にも対応。電波式コマンダー・スレーブの両方の機能を搭載する。

バッテリーは単3電池×4本のほか、市販のリチウムイオン充電池(14500タイプ)に対応している。リチウムイオン充電池を使用した場合のチャージタイム(フル発光時)は約1.4秒(単3形電池の場合は約4秒)。

外部オートズームを採用しており、照射角をオート、またはマニュアルで調整できる。このほか、調光可能なLEDライトも備えている。

MG80
正面(左)、背面(右)。

MG8の主な仕様

ガイドナンバー

60(ISO 100・m/照射角200mm時)
32(ISO 100・m/照射角35mm時)

放電管出力

82.5Ws

カバー焦点距離

24-200mm・ワイドパネル使用時は16mm

電源

26650サイズの保護回路付きリチウムイオン充電池または単3型8本

発光回数

約400回(単3形アルカリ乾電池使用時)、約1,000回(5000mAhリチウムイオン充電池使用時)

閃光時間

1/400~1/20,000秒

ヘッド可動範囲

上方90度、下方7度、左右180度
正面位置ロック機構付

外形寸法

約210×73×130mm

質量

約715g(電池除く)

本誌:宮澤孝周