SILKYPIX 9にスタンダード版

株式会社市川ソフトラボラトリーは1月17日、RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」の最新スタンダード版「SILKYPIX Developer Studio 9 ダウンロード版」をオンラインショプ上で販売を開始した。希望小売価格は税込1万6,200円。

本ソフトウェアは、上位版の「SILKYPIX Developer Studio Pro9」から一部の機能が省略されたスタンダード版に位置付けられる製品。

画像処理エンジンには、Pro 9版と同じものを搭載しており、忠実な色再現や豊かな階調、高色分離性能、優れたノイズリダクションの実現が特徴となっているという。

Pro 9との大きな違いは、部分補正、かすみ除去、周辺ぼかし、周辺シャープ機能が省かれているところ。Pro 9ダウンロード版の通常販売価格は税込2万8,080円。差額は、1万1,800円。

スタンダード版バージョン8からの変更点としては、画像処理エンジンがPro 9版と同じもになったほか、露出補正の調整項目に「ハイライト/シャドー」スライダーを搭載したことで、ハイライトとシャドーの個別調整ができるようになった。他にも、レンズ収差補正に「レンズプロファイル」機能が追加され、レンズ情報を使用した歪み補正や自動ディストーション補正機能が使用できるようになったことや、ノイズ除去に暗部ノイズ除去強度が追加されたことなどが主な違いとなっている。

このほか、自動露出補正とオートホワイトバランス設定、自動レベル補正を一度に行う「自動調整ボタン」の前面追加のほか、画像を調整前の状態に戻す「初期化ボタン」の独立配置など、操作性の向上にも手が入れられている。

同社によれば、「これからRAW現像をはじめてみようという方から、既にRAW現像を楽しんでいるが、新たなRAW現像ソフトを探しているといった方まで、幅広い層の方々へおすすめの製品」だとしている。

既存ユーザーに対してはアップグレード版が販売されるほか、新規購入者向けの発売記念キャンペーンも実施される。

アップグレード版

SILKYPIX Developer Studioシリーズのライセンスを保有者にはアップグレード版が用意されている。

バンドル版製品からのアップグレード

デジタルカメラや交換レンズに付属しているSILKYPIXシリーズ保有者に対してもアップグレード版が販売される。