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ニコン、超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」を海外発表

Zマウントレンズのロードマップが更新

ニコンは1月8日、海外でZマウントレンズ「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」を開発発表した。日本国内での発売時期や価格に関する情報はまだないが、米国Webサイトには1,299.95ドルと記載されている。

ミラーレスカメラZシリーズ用の超広角ズームレンズ。焦点距離14mmをカバーするフルサイズ機対応のレンズとして初めて、前面へのフィルター装着に対応したとしている。発売済みの24-70mmズームレンズと同様に沈胴式の鏡筒を採用したことで、携帯時の省スペース化も実現している。

同レンズは2018年8月に発表された開発ロードマップに「14-30mm f/4」として存在しており、今回初めて具体的な製品名が明らかになった。なお、同ロードマップ上では大口径の「14-24mm f/2.8」も2020年に発売予定となっている。

レンズ構成は12群14枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ4枚を含む)。ゴーストやフレアを低減するナノクリスタルコートに加え、レンズ最前面には汚れ対策のフッ素コートを施している。Zレンズには、ナノクリスタルコート採用の誇りを示す「N」のバッジは付かない。

最短撮影距離は0.28m。最大撮影倍率は0.16倍。絞り羽根は7枚。最小絞りはF22。

レンズ側の手ブレ補正機構「VR」は非搭載。手ブレ補正はカメラボディ側に任せている。

最大径×全長は約89×85mm。重量は約485g。フィルター径は82mm。

ロードマップを更新

上記の通り「14-30mm f/4」が正式名称になると同時に、その他2本のレンズにも変更があった。「24mm f/1.8」が2020年から2019年に、「20mm f/1.8」が2019年から2020年に、発売予定時期がそれぞれ変更されている。

1月8日に公開されたロードマップ。

今回更新されたロードマップに新たなレンズ名の追加はないが、年ごとのレンズ発売予定本数を示唆するTBAの表記が、2020年は4本(8月時点では3本)、2021年は7本(同8本)に変わっている。

2018年8月の製品発表会で公開されたロードマップ。

本誌:鈴木誠