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「PENTAX K-1アップグレードサービス」がグッドデザイン金賞に

PENTAX K-1

公益財団法人日本デザイン振興会は10月31日、2018年度グッドデザイン賞の各賞を発表。株式会社リコーの「35ミリフルサイズデジタル一眼レフカメラ [PENTAX K-1 アップグレードサービス]」がグッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。

グッドデザイン金賞は「社会の課題に対する取り組みとしての内容、将来に向けた提案性や完成度の高さなど、総合的な観点から、グッドデザイン賞審査委員会が今年度もっとも優れていると評価したデザインに贈られます」としており、今回は19点が選ばれた。

K-1アップグレードサービスが評価されたポイントについては、「ユーザーが欲しいのはより進化した性能であって、もう一台のカメラではないという事も多いのではないか」、「メーカーの利益を追求する為には全く新しい製品を買って頂くことが善なのかもしれないが、ユーザーが本当に望んでいるのはこういう事ではないかという視点に立ってのサービス。そんな取り組みを心から歓迎し、高く評価したい」との審査委員のコメントが掲載されている。

同アップグレードサービスは、2016年に発売されたPENTAX初の35mmフルサイズ機「K-1」を所有するユーザーに向け、5万4,000円の改造費用でカメラ内のメイン基板を交換し、2018年4月発売の「K-1 Mark II」相当にアップグレードするというもの。5月21日から9月30日まで申し込みを受け付けていた。

交換後のメイン基板。

本誌:鈴木誠