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自転車競技の参加者に、沿道から撮った写真を販売できるようにする取り組み
前橋市とNTTドコモが共同で ゼッケン番号などを自動認識
2018年9月27日 15:25
株式会社NTTドコモは9月25日、9月30日開催の「まえばし赤城山ヒルクライム大会」において、群馬県前橋市と協業して「イベント×写真をテーマとしたマッチングプラットフォーム」の実証実験について発表した。
同実証実験は、5月10日に前橋市とNTTドコモで締結した「前橋市におけるICTを活用したまちづくり推進に関する連携協定」の一環として実施される取り組み。マラソン・自転車などのスポーツ大会のさらなる活性化による地域創生が目的。
アメリカで、マラソン大会や自転車競技大会において沿道の人が撮影した写真を競技参加者が購入するCtoC売買のニーズが高まりつつある状況を踏まえ、日本におけるニーズや大会の活性化に資する取り組みとなるかを検証する。実験ではアメリカの例と同様に、沿道の人が撮影した写真を競技参加者が購入する販売モデルの実証実験が行われる。
同実証実験では競技参加者と地域住民、観光客を含む沿道の人との双方の参加活性化も検証される。
実施にあたってNTTドコモおよびアメリカ現地法人のドコモUSAは、FLASHFRAME社(本社アメリカ)と協業してマッチングプラットフォームを提供する。
これは、写真の投稿者とその写真の購入者である競技参加者をスムーズにつなぐ場を提供するもので、競技参加者は沿道の人が投稿した写真を安価かつスムーズに購入できる仕組み。
沿道の人から専用サイトに写真が投稿されると、機械学習により高速な処理が行われ、ゼッケン番号やユニフォームの色で分類される。これにより、競技参加者はゼッケン番号やユニフォームの色で自身の写真を検索できるようになるため、容易に購入することが可能となるという。
本実証実験への参加にあたっては、事前に大会当日までに専用のサイトから口座登録する必要がある。撮影者に対して支払われる金額は、撮影者自身がアップロードした写真のうち、競技参加者に購入された写真の販売価格の50%。
写真の販売価格(すべて税別)は、1枚目500円、2枚目400円、3枚目以降は1枚につき300円。