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Peak Design「トラベルバックパック45L」が参考展示

機材に合わせて3サイズのカメラ収納ボックスを交換

Peak Design Travel Backpack 45L

東京・日の出TABLOIDで行われた合同展示会「EXTRA PREVIEW #17」に、カメラ用品ブランドのPeak Design(国内代理店は銀一株式会社)が出展。2018年内に発売予定となっているバックパック新製品のサンプルを展示していた。

「トラベルバックパック45L」は、Peak Designの新シリーズ「トラベルライン」の第一弾として発売するバックパック。カメラ機材の収納ボックスを3サイズ用意するなど、カメラバッグとしても十分な機能を持っている。

現在Kickstarterで出資を募っており、日本国内では銀一株式会社が年内に発売予定。バッグ本体と各種キューブやポーチは全て別々に販売され、用途に応じて必要なものを買いそろえるスタイルになる。具体的な価格は未定。

トラベルバックパック45L(ブラック)。金属パーツまで黒で統一され、既存のPeak Designカメラバッグでも人気のカラーだという。

カラーはブラックとセージの2色。セージはPeak Designで初登場となる新色で、ジッパー周りの部分も同系色で揃っている。

トラベルバックパック45L(セージ)
背面。ダッフルバッグのように持てるハンドルが備わる。
マグネットフラップの中にショルダーベルトとウエストベルトが収納されている。

これまでのPeak Designのバックパックより大容量なことから、ウエストベルトも太さのあるものになっている。基本的な機能は「エブリデイバックパック」に準ずる部分が多く、大容量になったトラベルラインならではの新機能が加えられている。

ウエストベルトには、カメラクリップ「キャプチャー」を取り付け可能。
反対側のウエストベルトにはジッパー式ポケットを装備。
チェストベルトはエブリデイバックパックと同様、片手で付け外しできる仕組み。
バックパックのストラップは、余った部分が地面に垂れないようになった。サイドアクセス時など、ワンアクションで伸縮できる。

バッグ外側には小さなループがいくつも備わり、同梱される紐の掛け方によって、側面ポケットに差し込んだ三脚を固定したり、バッグ内に収まらない上着やアウトドア用品をくくりつけることができる。

側面。サイドアクセス、手提げハンドル、三脚やドリンクボトルが入るポケットを両サイドに装備。
開けたところ。内部が空の状態。
カメラキューブ(ミディアム)をセットした状態。サイドアクセス式のカメラバッグのような使い勝手になる。

トラベルバックパックは、これに合わせて規格化された「キューブ」をセットしていくことで、素早く荷物の出し入れが可能。ホテルに着いたら着替えを部屋に置いて、カメラ機材だけを持って出かける、といった動きがスムーズになる。

フロントポケットを開けたところ。右側の仕切りをジッパーで開いて底部に収納すると、大きな1気室のバックパックになる。
背中側を開いたところ。ここに「カメラキューブ」や「パッキングキューブ」をセットしていく。
カメラキューブは中で動かないようにクリップで固定する。パッキングキューブは入れるだけ。
カメラキューブ(ミディアム)をセットしたところ。バッグの2/3を占める。
カメラキューブ(スモール)は、バッグの1/3を占める大きさ。
Peak Designといえばお馴染みの、折り紙のような仕切り板を採用している。
カメラキューブ(ラージ)。ほぼバッグ全体がカメラ収納部になる。上部のすき間に後述のポーチ類を入れるなど、カメラ以外を収納する余地もある。
パッキングキューブ(ミディアム)。着替えを入れるためのアイテムで、サイドジッパーにより容量の拡張も可能。
ジッパーは両手でタブを掴んで、一気に開ける。
側面ジッパーを開いて、容量を拡張したところ。
汚れ物エリアも備わる。
左がパッキングキューブ(スモール)、右がパッキングキューブ(ミディアム)。
15型まで対応というPC収納部。左右がストレッチ素材になっており、厚さのある機種も想定。
収納物が少ないときは、上部を畳むと見た目に小さくなる。
上部を畳んだ状態。
キューブ3つが入る通常の状態。機内持ち込みサイズとしている。
さらにフロントポケット部分を拡張したところ。これで45L。
スリ対策の一例。ジッパー端部のループにジッパープルを通しておくと、力尽くで開けにくくなる。
こちらはジッパープルをバッグ内部に引っかけて隠してしまう仕組み。

カメラキューブとテックポーチは、Peak Designのカメラストラップを取り付け可能。単体で持ち歩くこともできる。

テックポーチ。ケーブル類、ストレージなど、デジタル機器周りのアイテムを収納できる。テーブルの上で開いたまま自立する。
ウォッシュポーチ。洗顔アイテムなどを入れる。中央はマグネット式開口部になっていて、歯ブラシの収納用。
こちらは開いたまま自立するだけでなく、フックも備わる。
靴を入れるシューポーチ。小さくたためる。これも旅やアウトドアらしいアイテムだ。
シューポーチを広げたところ。
バッグ底部にカメラキューブ(スモール)、上部にパッキングキューブ(ミディアム)を入れ、そこにウォッシュポーチ、テックポーチを重ねたセッティング例。

新発売・発売目前の関連アイテムも

カメラクリップ「キャプチャーV3」用のGoPro対応アクセサリー「POVキット」が展示されていた。新バージョンで、POVキットとしては2世代目となる。キャプチャーV3ではカメラプレートを押しネジで固定する機構が廃止されたため、POVキット側に同様の機構を持たせた。

新しいPOVキットの利用イメージ。
左がGoProマウントの角度調整ネジ。右がプレートのガタを抑えるツイストロック。
エブリデイバックパック30Lに加わったばかりの新色ブラック。

本誌:鈴木誠