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Peak Design、「Travel Tripod」の一般発売日を決定

アルミとカーボンで展開 オプションも複数用意

カーボン

銀一株式会社は、Peak Design(ピークデザイン)のトラベル三脚「Travel Tripod」を4月11日に発売する。製品はアルミニウムとカーボンの2種での展開となっており、希望小売価格はアルミニウム製が税別5万3,000円、カーボン製が税別9万1,000円。

2019年夏ごろにクラウドファンディングによるプロジェクトで開発が進められていた製品。当誌でも製品レビューをお伝えしていた。一般販売(銀一取り扱い)については2020年の春が予定されていたが、このほど正式な発売日と価格が決定した。

最大の特徴は、折りたたんだ状態で「ペットボトルほどの太さ」にまで外周の太さを削ぎ落としたデザインとなっていること。これにより収納時のコンパクト化が追求されている。

カーボン
アルミニウム

脚部の形状デザインにその特徴があらわれており、通常の三脚にみられるような円筒状のパイプを採用するのではなく、台形に近い五角形形状のパイプと、三角柱の形状としたまたセンターポールを組み合わせることで、折りたたんだ際に発生する無駄なスペースを徹底的に排除したデザインが採用されている。これにより、「高さや安定感、機能を犠牲にしない」で、コンパクト化との両立が図られているという。

カーボン
カーボン

脚部の開閉はレバーロック式を採用。ワンタッチですべての脚ロックが解除できるデザインとなっている。このほか、センターポール下部にはスマートフォンホルダーが内蔵されており、吊り下げフックを外すことで、取り出すことが可能となっている。

ロックレバー部分。写真はカーボン
ロックレバー部分。写真はカーボン
スマートフォンホルダー使用例。写真はカーボン

雲台はアルカスイス互換形状を採用。センターポール先端部が自由雲台のボール部のようになっており、このボールの上に雲台部が取りつけられている。雲台基部は脚部の基部に沿った独自形状となっているが、オプションの「ユニバーサルヘッドアダプター」(税別4,100円)を用いることで、他社製雲台の取りつけにも対応できるとしている。

雲台。写真はカーボン
雲台部を外したところ。写真はカーボン
ユニバーサルヘッドアダプター
ユニバーサルヘッドアダプター使用例。写真の三脚はカーボン

このほかオプションには、4段目の脚部を抜いて軽量化を図ることができる「ウルトラライトコンバージョンキット」(税別4,100円)や、スパイク形状の石付「スパイクフィートセット」(税別4,100円)などもラインアップしている。

このほか、本体付属のスマートフォンホルダー「フォンマウント」(税別2,800円)や六角レンチを含む「ツールキット」(税別2,100円)もオプションとして用意している。

バッグへの収納例。写真の三脚はカーボン
収納用のポーチが付属する。写真の三脚はカーボン
同社製ストラップと組み合わせた状態。写真の三脚はアルミ
ローポジション状態。写真の三脚はアルミ

主な仕様:アルミニウム / カーボン

耐荷重

9.1kg

段数

5段

縮長

39.1cm

全伸高

152.4cm

伸高

130.2cm

最低高

14cm

重量

アルミニウム:1.56kg
カーボン:1.27kg

オプション

ユニバーサルヘッドアダプター

ネジ穴:3/8インチ
外形寸法:7.9×5.4cm
重量:88g

ウルトラライトコンバージョンキット

高さ:8cm
重量:27.4g(1個)

スパイクフィートセット

高さ:2.3cm
重量:11.2g(1個)

本誌:宮澤孝周