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キヤノン、ネイルシール印刷に対応した新型「PIXUS」

コピー/スキャナー搭載のA4プリンター LINEトーク画面からプリントも

TS8230(ブラック)

キヤノンは、家庭用インクジェットプリンターPIXUSの新モデルを9月6日に発売する。直販予定価格は、メインとなる6色機の「TS8230」が3万1,000円前後、5色機の「TS6230」が2万3,000円前後、「TS5030S」が1万9,000円前後、一体型の「TS5310S」が1万3,000円前後、「TS3130S」が9,000円前後。

TS8230(ホワイト)
TS8230(レッド)

スマホ連携を拡充

2018年秋モデルのPIXUSは「おうちでスマホプリ」をキーワードに、LINE連携、新しいPC&スマホ用アプリ、ネイルシールプリントを新たに追加した。

LINE連携は、PIXUSの対応プリンター(XK80/TS8230/TS6230/TR9530)をLINEの友だちに追加し、トーク画面上から送信することでプリント可能になる。友だち登録はプリンターの画面に表示されるQRコードを読み込んで行う。

新しい「Easy-PhotoPrint Editor」(2018年秋モデル全機種)は、パソコンとモバイル端末向けに用意される新アプリ。写真のレイアウトプリントやカレンダー制作など、様々なプリントを助ける。

そのほか、スマートスピーカー(Amazon Echo対応、Google Home対応予定)との連携や、スクラップブッキング向けにPCレスで様々な柄をプリントできる機能も搭載している。

ネイルシール用のプリント機能

スマートフォンの専用アプリ上でデザインを作り、専用のシール紙にプリントできる。パーティー用のデザインを施したり、アイドルコンサートに参戦する際の応援グッズなどに活用できそうだ。アプリのデザインも、女性ユーザーの使い心地に配慮しているという。

ネイルシールのプリント例。
爪に貼ったイメージ。上からクリアを塗っている。

デザインからプリントまでの操作は、全てスマートフォン単体で可能。パソコンは必要ない。ネイルシールを作る専用アプリを開き、カメラロールから写真を読み込むか、アプリに内蔵されているスタンプ素材などを使ってデザインし、プリント実行の操作までをアプリ上から完結できる。

写真を読み込んだところ。拡大縮小のほか、スタンプや文字を置ける。
無地にスタンプを置いたところ。
プリントした完成品。爪に貼ってからクリアを塗ると耐久性が増すという。

ネイルシール機能はTS8230のほか、A4プレミアム機の「XK80」、A3対応のビジネス複合機「TS9530」でも使える。いずれも専用のシール用紙が発売される11月末から利用可能。

主な仕様

TS6230は、TS8230が有する機能のうちレーベルプリント、ネイルシールプリント、メモリーカードダイレクトに非対応。スキャナー部分の最高スキャン光学解像度は、TS8230が2,400×4,800、TS6230が1,200×2,400。

インクはTS8230が6色独立タイプ、TS6230が5色独立タイプ。ともに大容量インクにも対応している。

外形寸法と重量はTS8230が約372×319×140mm・約6.6kg、TS6230が約372×315×139mm・約6.2kg。

TS6230(ブラック)
TS6230(ホワイト)

新用紙・新サイズが登場

キヤノン写真用紙「光沢ゴールド」の新サイズとなるスクエアミニ(89×89mm。20枚入り)と前述の「ネイルシール」(2シート入り)を11月に、「マグネットシート」(KGサイズ。5枚入り)と「貼ってはがせるプリントシール」(KGサイズ。5枚入り)を12月に発売する。

その他の下位モデル

LINE連携やネイルシール印刷などの新機能には対応していないが、同じく2018年秋の新モデルとして下記も発売される。

TS5130S
TS5030S
TS3130S

本誌:鈴木誠