キヤノン、設定項目を減らせる“かんたんモードUI”搭載のA4複合機「PIXUS TS8530」

PIXUS TS8530（ブラック）

キヤノンは、A4インクジェットプリンター「PIXUS TS8530」を11月上旬に、「PIXUS TS7530」を10月14日（本体カラーブルーのみ11月上旬）にそれぞれ発売する。

家庭向けインクジェット複合機「TS」シリーズの新モデル。2モデル共通の進化点は、LINE経由でプリントできる「PIXUSトークプリント」において、他のPIXUSユーザーに自分の写真やイラスト等の作品を共有できるようになったこと。PIXUSの公式LINEアカウントとのトーク画面に、共有したいデータをアップロードするとPIXUSからプリント番号が通知される。そのプリント番号を受け取った他のユーザーは、自身のプリンターから受け取ったデータをプリントできる。

また、新たに公開されたWindows向けのPCアプリにも対応。ポータルアプリの「Canon Inkjet Smart Connect」と、デスクトップでプリントの編集ができる「Easy-Layout Editor」が使用可能になった。

PIXUS TS8530

レッド

「PIXUS TS8430」の後継モデル。本体カラーはブラック、レッド、ホワイトの3色。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は税込3万7,950円。

従来機から新たに「かんたんモードUI」を搭載。基本機能だけに厳選したメニュー表示に切り替えることで、“直観的な操作”が可能になるとしている。

かんたんUIモードを搭載した（以下同）

このほか新たな機能として、プリンターでスキャンした画像を、プリンターとの接続やアプリを介さずにスマートフォンで受信できるようになった。

スキャンした画像をスマートフォンに保存できる

従来モデルから引き続き6色ハイブリッドインクを採用。染料5色（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、グレー）と顔料1色（ブラック）で構成している。

本体前面には4.3型タッチパネルモニターを搭載している。

L判フチなし写真を1枚プリントした場合、印刷時間は約16秒、印刷コストは大容量インク使用時で約22.1円。

ホワイト

ブラック

PIXUS TS7530

ブラック

従来モデル「PIXUS TS7430」と同様に、タッチパネルの代わりに1.44型の有機ELパネルを搭載したモデル。プリンターの各種設定や操作をスマートフォンから行うことも想定しており、“スマートフォンに使い慣れた人”向けのモデルとして訴求している。

本体カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3色。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は税込2万1,450円。

ホワイト

ブルー。インテリアに馴染みやすいよう、“淡い”色味を採用したという

新たにスマートフォンアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」と連動しての本体セットアップが可能となった。スマートフォンとプリンターを接続することで、本体のステータスに準じたガイダンスが表示されるため、“迷うことなく”セットアップを完了できるとしている。

セットアップの手順をアプリが案内する

5色ハイブリッドインクを採用。染料4色（シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック）と顔料1色（ブラック）で構成している。

SDカードスロットは非搭載。